風が吹き抜けると、11月だもの‥
「寒くなっても仕方ないよね」と、いつもは思う頃ですが、
今年は、まだ寒~いと感じる程には気温が下がってきていません。
なので、
佐渡名産おけさ柿の色づきも、例年より少し遅れ気味なのだそうです。
おけさ柿は、ふっくら丸みをおびて
例年ならば、この柿畑の収穫をする頃ですが
まだのようです。
絶景というのではないけれど、
真野湾の青い海と、紅葉を始めた山の色、雲の広がり。
稲刈りが終わった里の風景は、静かで和やか。
晩秋の晴れた日は、
佐渡らしいやさしさと、おだやかさに満ちて好きな季節。
稲の刈り取りの終わった田んぼでは、
次には、蕎麦がハザ掛けされていました。
明るい陽ざしの中で、冬支度が着々とすすめられています。
大がかりな道路工事のために、ぐる~と迂回する措置がとられ、
いつもならば通らないコースで、朱鷺に出合いました。
のんびりと、遠足気分かな(^-^)
昔から変わらない、里山の暮らしぶりに
ほっこりした、晩秋の風景スケッチ( ^^)
空気が少しヒンヤリ感じられる朝でした。
コシヒカリの籾摺り作業を手伝いに、実家に(^-^)
お米つくりの総仕上げの作業です。
出荷する一袋の単位は30㎏。
米の袋数が増えると、男性でもキツイ作業なので
交代して、休み休みしながら‥。
5割農薬を減らし、化学肥料を5割減らして(5割減減)栽培された
佐渡市認証米は、赤色のシールを付けて出荷されます。
腰にも負担が掛かるので、高く積み上げるのも止めました(>_<)
お世話になっている友人や親戚にお届けしようと、精米に。
市内のあちらこちらに、このような精米機がありますが、
順番待ちが出るくらいの賑わいです。
佐渡暮らしの近況を手紙に、お届けの準備中です。
新米のお味見を、どうぞ!(^^)!
今年も新米を届けることができてよかった!(^^)!
先ほどから、急にカエル達が鳴き始めました。
空気が湿って、もうすぐ雨が降り始めそうな気配です。
畑の青紫蘇が穂を付けてきました。
かぐら南蛮もちょうど採り頃。
そこで
青紫蘇の香り
手袋をして刻みます
生姜 昆布 ネギ えごま 白と黒の胡麻
醤油で煮つめます
かぐら南蛮のピリ辛味が小気味いい、醤油煮が完成
お稲荷さんの具として混ぜ込んだり、海苔巻きにしていただきます。
佐渡の国仲平野の稲刈りは、ほぼ八割ぐらいまで進んだよう。
トンボが羽を光らせて、刈り終えた田んぼの上を飛び交っています。
☆。。。。。☆。。。。。☆
佐渡の竹工芸の第一人者である
本間一秋さんと本間秀昭さんの二人展が、
佐渡博物館で 7/20~10/14まで、特別展示されています。
さて、ここから
竹を通して光の表情を楽しむ、会場の入口
大作がたくさん展示されている中に
向きを変えると、細い竹では小文字で‥a b c‥に。
遊び心にフフッ(^-^)
壁面の装飾
いろいろな角度から、不思議な展開
光の具合で、金属のようにも見える屏風
古民家の屋根裏で、囲炉裏に燻されて数百年の味わいある竹
貴重な煤竹(すすだけ)をいかして
根気と技術
師であるお父様の一秋さんは、2017年にお亡くなりになりましたが、
お二人の作品が一堂に集められた、貴重な親子展です。
この曲線のために、幾度もあぶったり、竹が割れたり‥したとか。
壁には、色紙掛け・短冊掛け
本間一秋さんと秀昭さんは共に、日展の竹工芸部門で
特選を2回受賞されてるいる第一人者。
国内外での個展を開催されたり、
国外の美術館に、作品が多数収蔵されています。
秀昭さんは、日展はじめ日本現代工芸美術など主要展示会へ出展。
受賞歴多数。
メトロポリタンやボストン美術館に、作品が収蔵されています。
高名な芸術家ということを忘れてしまうほど、
気さくな方です。
作品には、自由な精神と深さを感じます。
作品は、自由に撮影 OK
佐渡博物館は、展示期間中は休まず営業。
佐渡の竹で、美術工芸を生み出した親子の二人展。
今回は107点もの作品が、特別展示されています。
展示が終了すると、竹工芸の愛好家のもとへと
作品の多くが、海外に渡ってしまうことが決まっているそうです‥。
今までに2回、観に行っていますが、
今のうちに、もう一度楽しく拝見したいと思っています( ^^)
金木犀の香りが、どこからか漂ってきています。
秋晴れの日が続き、佐渡は稲刈りが進んでいます。
ススキの穂が青空に輝く今日は、稲刈り手伝いに実家へ。
外の作業が、とても心地よいこと!(^^)!
風に、稲穂がサワサワと音をたてて揺れ
藁の甘い香りが、あたり一面に漂っています。
黄金色の、佐渡産コシヒカリです(^-^)
酷暑の夏の影響が、お米の出来に心配されているそうですが‥
田んぼは固くて、順調に刈り取りが進んでいます。
米粒の育つ時に高温が続き、結果として米粒が小さ目の傾向とか。
四回に分けて、稲刈りと乾燥。
農薬を減らし、草刈りを繰り返して育てた、佐渡産コシヒカリ。
八十八の手数をかけて、清い山の水で育ったお米の収穫。
今日が最終日。
安堵と感謝の日です。
男達が稲刈り作業の間に、私は榧(カヤ)の実を拾いました。
稲刈りの頃には、ちょうど榧の実が拾い頃。
アッと思う間に、箱に一杯になりました。
緑色の外皮からは、
爽やかなすっきりした香りがたってきます。
緑色のカヤの実を土に埋めて、乾かないように腐らしてから
実を洗い、乾かして、保存します。
冬場のおやつとして、お婆さんがホウロクで炒ってくれたのを思い出します。
香ばしい、和製のナッツです。
榧の木は、300年経ってやっと成木と言われるほど、
ゆっくり、永い時間をかけて成長するそうです。
佐渡の南部は、敷地の片隅に榧の木がある家が多く残る地域です。
ちなみに、600年を超える老木を有する、徳和地区の大椋(おおくら)神社は
佐渡市指定の記念物として、大切にされています。
春の田植えと、よもぎ摘み。
秋の稲刈りと、榧の実拾い。
田舎暮らしの素朴な楽しみです( ^^)
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。