佐渡は、寒くて雪模様の日が続いています。
寒さの厳しい大寒の頃になると、何故か食べたくなるのが、打ち豆。
大根・人参・里芋などの根菜類と、打ち豆の味噌汁で温まります。
大豆からの出汁がよく出て、旨みが増します(^_^)v
更にひと手間かけて、納豆をすり鉢でなめらかにすって、納豆汁にしたり
地元の酒蔵の酒粕を少量千切って鍋に、酒粕汁も一度は作る冬の味噌汁。
打ち豆とヒジキ・人参・ゴボウ・竹輪などの具材をたくさん入れ、甘辛めに煮ることも。
鳥肉を加えて、おかずとしてのカロリーやボリュームをUP。
食べての満足感も、増します(^_^)v
煮豆も常備食として、小分けして冷凍保存して置き
おかずにもう一品欲しい時に、テーブルに。
とっても、便利 (^_^)v
素朴な大豆で、あったか味噌汁と煮豆。
白ささげをストーブにかけて、台所で仕事をしながらの冬の日。
我が家の暖房は、電気ストーブとホットカーペットを併用していますが、
「炎の出るタイプのストーブを、置いとくといいよ」とのアドバイスに従い残した一台。
仕事をしながら料理も出来るし、暖もとれる優れもの。
今では、停電になることはほとんどなくなりましたが、万一に備えての一台です。
地元のお母さん達が持ち寄る地場産のお店、“ 風間 ”さんに各種の豆。豆。豆。
冬の農閑期に、一粒、一粒ずつ選らんで、やっとこの時季にお店に並びます。
この黒ささげは、作る人も少なくなって、種も貴重なのだそうです。
ずっしりとした手応と存在感ある、黒いささげです。
赤、青、白、黒と色とりどり、それぞれの個性を楽しめる健康食。
豆 豆 豆
今年も、豆、豆で、マメに暮らせるといいけどね・・・。
年が明けて、もう14日になりました。
八幡町地区では、子供たちが参加できるように、日曜日に “ とうらいや さん” “ と~どや さん ” をする所が多くなってきました。
とうらいやさんは、本来なれば15日に、竹や藁で台を組み、炎の色が美しく見える夕方に正月飾りを焼きます。
神聖な火で、子供の冬休みの書き初めや注連縄を焼き、その残り火で昆布・餅・するめなどを炙って、無病息災を願って食べる正月の行事。
「とうらいや」さん の前の晩に、その年の役宅で行われるのが “ せ~の神 さま”
今年の我が家は、小正月の行事の歳神さま ( せ~のかみ様 ) の、当番にあたっています。
前の年に教えていただいたのを真似て、床の間に飾ってみました。
赤飯とお供え餅、お神酒と御幣を飾ります。
両脇に置く藁の束の謂れは、よくわからないそうですが、教えていただいたままに。
幸いにもこの日は、穏やかな陽ざしに恵まれました。
小さな祠に、御神酒とみかんをささやかにお供えします。
集落の路傍の神さま、集落の境などで祀られている、いちばん身近な道祖神さま。
調べてみると、所によって形がずいぶん変わっているようですが、
私たちのところではこんな感じです。
翌日のとうらいやさんの朝に、来年の当番さんに一式をお届けして、お役目を無事完了。
正月気分が明けて、さあて、普段の生活に戻ります。
以前に、チョコレートの創作デザートをいただいた時の話ですが・・・。。
昨年いただいた、二種の生チョコ
なめらかで深みのあるお酒とおけさ柿のチョコレート。
風味や合わせる洋酒を変えたり、分量を足したり、控えたり(^u^)
佐渡を愛してやまない友人が、佐渡のおけさ柿を使って、チョコレートのお菓子を作っていて、新しい作品が完成するたびに味見をさせていただいています(^O^)
丁寧に干した柿を、ペーストにし、和の香りの紫蘇を混ぜ込んだダークの生チョコ。
昨年のよりも柿の量を倍増したそうで、あと口に豊かな香りを感じます。
素直に美味しいこと(^_^)v
チョコレートは専門のパテシエ部門がある位ですから、
チョコは素人にはハードルが高い、憧れのお菓子。
おけさ柿をジュースにしてから、ラム酒と合わせたというホワイト生チョコタイプ。
おけさ柿のジュースとリキュールを合わせた、新しい生タイプのチョコ。
佐渡からのおけさ柿で、専門家が作ったチョコレートは
新鮮な試みがいっぱいで、とても美味しかったです(^O^)
お菓子を作る若い職人さん達と、ひとつのブロック毎を分け合って
何がどういう分量で作られているのか‥食べて考え、食べて楽しみました。
柿には、まだまだ、可能性がありますね。
平成30年、新年、明けましておめでとうございます。
佐渡の柿餅本舗、今年も、清々しい気持ちで新年を迎えました。
本年も、よろしお願いいたします。
昨年12月、年も押し詰まったころ、嬉しいご報告をいただきました。
柿餅本舗の新商品「えごまのかき餅」が、(公財)新潟産業創造機構の
平成29年度 新潟うまいものセレクション会議 の推薦を受けました。
昨年度の「柿のかき餅」、平成26年度の「佐渡の柿もち」
平成26年度 佐渡の柿もち
平成28年度 柿のかき餅
3回目の<新潟うまいもの> の、推薦を受けることができました。
ご指導をいただきました(公財)新潟産業創造機構のみなさまや、
審査やアドバイスを下さいましたバイヤーみなさまに、感謝しております。
さらに、新潟県地域振興局のご支援をいただきまして、
1月13日、14日の2日間
表参道の新潟県のアンテナショップ「ネスパス」で
試食販売会を行う機会に恵まれました。
今年一年、また新しい気持ちで、しなしな頑張って行きたいと思います。
佐渡の食材で、佐渡ならではのうまいものを、佐渡で作ること(^_^)v
この気持ちを大切に、体に優しく美味しいものを作って行きたいと思います。
旧年と変わらず、どうぞよろしくお願いいたします。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。