佐渡にU・I ターンした仲間として、永くお付き合いいただいたご夫婦が

子どもさん達が暮らす、遠くに引っ越されることになりました。

 

年に数回、食事をしながら近況を確かめ合ったり、

今取り組んでいる面白いことを語り合ったり、

定年を機に佐渡に移住した五組の夫婦が、暢気な飲み会を続けてきました。

 

そこで、お別れ遠足を計画。

新潟交通のジャンボタクシーに乗って、四組の夫婦で回ることに (^_^)v

スタートはこの佐渡金山から。

大山切坑の入り口

大切山坑の入り口

スタート地点の大切山抗道は、

4月からは佐渡金山のガイドさんと共に、坑道に入ることができるそうです。

 

道優の割戸

道遊の割戸

 

佐渡のジオパークについて、住民の立場からの目線で金山を考えたり、

佐渡金山が盛んに掘られたり、世界遺産への登録を目指すようになったのか‥。

佐渡ジオパーク

http://sado-geopark.com/

歴史的な意味、地質や植物の特徴、化学的な観点から、俯瞰的にガイドしてくれたのが

お別れ遠足の主役である I さんご夫婦です。

佐渡に10ヶ所あるジオパークを、案内をする認定ガイドとして活躍されています。

解りやすい資料もたくさん用意して、丁寧な説明をして下さいます。

 

佐渡観光の主役を担う佐渡金山は、散策コースに従って何度も巡ったことがありますが、

今回のようにガイドしていただくと、次々と新しい発見が現れるのです (^。^)y

歴史を知ってから改めて巡る故郷の遺跡は、身近に感じられ楽しく充実の時間でした。

 

今はガイド本やnetで事前に検索してから、現地を訪ねる旅行が多くなっているそうで、

旅行先の風景や宿や料理など、「 現地確認の旅 」と呼ばれる所以です。

ガイド本に紹介されている、お料理を食べ、景色を眺め、お土産を買う‥パターン。

 

その後、まだまだ‥。

ワイワイと子供のように、お昼を食べ、小木へ移動し宿根木を探索と続きました。

 

同世代のお仲間は大切。

夫婦で仲良くお付き合いしていただいた I さん、ありがとうございました。

一般の方の観光コースとは違った切り口と、内容豊かな大人の遠足。

ついつい写真を撮るのも忘れるほど・・。 おしゃべりしっぱなしの一日でした。

 

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4月8日~16日まで、佐渡金山の桜並木のライトアップが予定されているそうです。

こちらも、どうぞお楽しみアレ\(^o^)/

 

年度が変わる時期。

今日は、一つの仕事の引き継ぎ、交代の手続きを完了しました。

 

地域に住めば、地域の協同作業やお役目が順番に回ってきます。

我が家は、昨年度の嘱託員としての役目を務めてきました。

 

回覧板

回覧板

 

八幡地区は、およそ100世帯ほどの集落ですが、

普段は四つの班に分かれ、班ごとに嘱託員が設けられています。

月に二回の回覧板配布、地区の道普請、運動会の手配、町内会費や寄付金の集金など‥。

 

申し送りの書類

申し送りの書類

 

この家に引っ越して、まだ屋号もオボロにしか覚えていない頃から

「 来年は、お宅の順番ですよ」

近所の方々に言われていましたので、心の準備はしていましたが‥

手順がわからない‥。

配布書類をお届けに、何度伺ってもお留守だったりしましたが、

だんだんと、要領を覚えていきました。

我が家にも、親しみを感じてもらえるようになってきました。

 

嘱託員の地味な役目のことは、地区のみなさんが既に経験済のことゆえ

とても、親切に協力して下さいました。

おかげ様でこの一年の任期中には、特別な冠婚葬祭もありませんでした。

町内の方々が、平穏に健康で過ごされたことの証しでもあります。

 

今年度は、100戸の代表の町内会長と役員の大役を務める順が班にまわってきます。

2月半ばの夜、

引き継ぎの前に、我が家に集まり話し合いをしていただきました。

 

拘束される時間が多い町内会長の大役を、話し合いで穏やかに決めていただいたことに

ホッと安堵と感謝の思いです。

 

嘱託員や町内会長などの選出のために、

ご近所ともめ事が起きたり、町内会を脱会したりする地区もある‥とか。

 

一人暮らしのお年寄りや、固辞する方に役を無理やり押し付けたりすることなく

みなさんが役目を担い合える地区に住めることは、本当に嬉しいこと。

 

嘱託員の任務を無事終了して、地区の住人としてようやく迎えられたようです\(^o^)/

 

佐渡で、自分で、醤油を作ろう\(^o^)/

醤油作りの会が発足して、およそ一年が経ちました。

今日は、待望の醤油搾りの日。

5~6人毎の6グループに分かれて仕込み作業をしてきました。

時間が過ぎるごとに変化をする醤油の成長を、

天地返しの作業のたびに、集まっては観察してきた一年。

醤油搾りの工程は、技術的にも、道具も無いために

長野県から、日本で三人しか居なくなってしまったという

専門の搾り師さんに来ていただき、

一日に2グループずつ体験することになりました。

醤油 琥珀色です

醤油 琥珀色です

 

光にかざすと、琥珀色に見えますが

桶の中の醤油は、いわゆる「 むらさき 」色です。

 

醤油絞り師 

醤油搾り師さん

 

袋に入れて

濾し袋に入れて

 

火入れ

火入れ

釜に入れて、麹の活動を止める作業。

始めはゆっくり60度まで加熱し、88度キッカリで火を止める。

アクを、丁寧にすくい取りました。

一つひとつの作業に意味があり、正確に作業することが大事。

参加したメンバーと、春休み中の子ども達と一緒に、

絞りたて佐渡産醤油のお味見会となりました (^。^)y-.。o○

醤油をかけて

醤油をかけて

 

琥珀色 醤油

搾りたて 生醤油

 

いただきます

いただきます

お醤油を美味しくいただけるように持ち寄ったのは、

産みたて地鳥の卵・おひたし・ながも・刺身・大根おろしなど。

まろやかな甘みを感じる、醤油です。

このまま一週間置き、澱の沈むのを待って瓶詰めし、完成となります。

味噌の仕込みと異なって、一年中の観察や管理が要る醤油作り。

安心の地元産材料で、我が家の醤油を作れたら(^_^)v

醤油つくりの会

他のグループからは、白カビが発生した‥どうしたらよいのか‥、

網で蓋をしていたのだけれど‥小さな虫が甕の中に入ってきた‥とか。

問題の報告が次々と届き、自分達のは大丈夫なのか?

対策や確認作業の様子を共有し、連携しながらの醤油作りでした。

醤油麹の購入手配・仕込みのいろは・天地返しの作業など、

醤油の会への呼びかけ人となって下さった方・醤油樽を預かって下さった方

活動を支えて下さった方々に、

完成までの労と、楽しかった醤油作りのお礼と感謝を (^_^)v

かなり高いハードルがあることは、体験できましたが、

今年は我が家も単独で、醤油作りに挑戦してみようと思っています。

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生醤油

生醤油

 

後日、友人や実家に生醤油を届けると、

「 昔はウチでも醤油を作っていたのになぁ」

「 なつかしいなぁ、いただくよ」と、喜んでくださいました。

 

「 食べることは、守ること」 食は続けてこそ、文化となります。

色づけのための添加物や保存料・甘味料などの混ぜ物のない家庭の味。

少し塩っぱくて、すっきりした醤油が復活できるように願っています。

 

なごり雪が~~~ (>_<)

お彼岸も明けようというのに、朝食の準備をしながら、窓を見ると

えッ~ 驚きです。

勢いよく降りはじめていました。

 

ようやく春がきた\(^o^)/ と、油断していたら

季節は、行きつ、戻りつ。

 

ふきのとう

ふきのとう

 

水仙

水仙

 

めだか

めだか

池のメダカたちも、列をつくって元気に泳ぎ回っています。

遠縁の家を訪ねた折に、ヒョイと見上げると、何かの気配がして

蜂の巣に 大きな穴

 大きな穴

お婆さんにお聞きすると、蜂が巣を出たあとに、

「スズメが棲みついたのよ。巧いこと考えたものよね~。」とのこと。

大きな蜂の巣

大きな蜂の巣

安全で涼しく、断熱材がたっぷり。住みやすそうな豪邸です。

 

雀たちが、こんなに柔軟な適応をみせるなんて、びっくりです。

ちょっと愉快な気持ちになれた、雀のお宿の発見でした (^_^)v

餅米入り塩糀
今年の分を仕込みました。

餅米入り 塩麹の仕込み

餅米入り 塩麹の仕込み

 

画像に含まれている可能性があるもの:食べ物

餅米を蒸かしたものを、少し冷まし、塩と糀を混ぜ合わせます。

餅米が塩糀と馴染むまで、時々には混ぜ合わせて、しっとりするまで二か月くらい。

時間を待ちますと、おだやかでふくよかな餅米入り塩麹ができ上がります。

 

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三週間後 

三週間後

三週間後、しっとりといい具合になってきました。

 

地元の野菜を 漬け込み

地元の野菜を 漬け込みます

野菜の漬け物や、魚、肉などの下漬けに・・・。
ほんのり甘い塩糀です。

持ち寄り料理に、旬の野菜を漬け込んで(^u^)

飲み会の、おつまみにも出番が多くなります。

料理が苦手な私の、心強い「相棒」

夏には、茄子やラディッシュ、キュウリ、蕪など

色鮮やかな野菜たちが豊富に出まわりますので

ますます、餅米の入った塩糀の活躍が多くなります。

冬に仕込んで、一年中楽しめる家庭の味。

冬の仕込み作業を済ませ、また一つ安堵しました。

佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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