今年はいつもより、山菜が早めに育っているらしい。
「 わらびを採るなら、そろそろ山へ行ってみたらいい頃だよ~」 姉から電話をもらいました。
柿の若葉はつやつやとして、やわらかい緑の色。
姉の家の側で、山菜とり\(^o^)/
“ 山笑う ” と言う季語があるそうですが、おだやかな陽ざしを浴びながら
山の中で、気持ちいい汗をかきました。
そして‥、いつも思うのは
芽吹きの色が集まって、山全体がやさしい色に包まれるこの季節を
絵に描けたら‥と。
アク抜き用に、友人の家のストーブで出来た灰を分けて貰い準備は万端 です(^_^)v
東京の友人に少しと、四国に住む親戚にも春をお届けしました。
佐渡の風景を思ってもらえたら、それでいい (^u^)
春の年度替わりには、住んでいる地区ごとに協同作業の日があります。
今日は、道普請と作業終了後に地区の総会が開かれました。
自宅の周辺の草とりや、排水路に溜まった泥をさらったり、清掃作業を朝 8 時から開始。
高齢の一人暮らしのお年寄りなどは、無理には参加しなくてもよいことになっていますが、
働ける人が作業を欠席する場合には、2000円を町内会に納めることになっています。
作業終了後には、集落センターに集まり、地区の総会が開かれました。
前年度の活動と収支報告があり、本年度の活動計画案と新役員の紹介がされました。
八幡地区は、およそ100 軒の集落で、
特には大きな問題もなく承認され、めでたく散会。
協同作業をした後で、みなさんが和気あいあい。
のどかな、道普請と地区総会となりました。
チュンチュンと賑やかな雀に、起こされる朝は
今日もいいことがありそう‥‥な、気がする季節になりました。
先日、先輩のお宅をお訪ねした折に頂いたのが、自家製の米麹。
「甘酒を作ると旨いよ」 と、たくさん分けてくださいました。
ちょうど知人から、もち米で作る甘酒レシピを教えていただいたところだったので、
さっそく作ってみました。
炊きたてお粥を、麹が生きる60度まで、少し冷ます。
もち米と同量の麹を、合わせる。
ポットで保温して、6 時間待ち、その後、80度まで火入れする。
氷水に当て急速に冷やす、この作業が大切なのだそうです。
甘酒とは甘いと言うより、酸っぱい飲み物と思って、以前は少し苦手でしたが
この火入れと急冷の作業が、発酵を止め安定させる肝心な要点だった \(^o^)/
食べるタイプと飲むタイプ、滋養豊かでピュアな味。
もち米のおだやかな甘みと麹の香りの、すっきり、さらり、ほんわり甘酒。
黒米をミキサーで挽き、少量を加えるとさくら色に (^_^)v
“ 飲む点滴 ” とも呼ばれる甘酒は、アルコールを含まないので
疲れを感じた時や、子供も美味しく安心して食べられるのが嬉しい。
おだやかな春の日。
新年度を迎えての、転勤の移動や進級・卒業、進学で慌ただしく佐渡を発つ人を送るため
佐渡の玄関口である佐渡汽船は、賑わいをみせていました。
やっと落ち着いてきたこのころ合いをみて、
「 お客さんが来ていてね。一緒に飲もうよ」 うれしいお誘いに、さっそく参加 (^_^)v
苺のおだやかな酸味と甘みが、ドレッシングとして新鮮でした。
見た目では区別がつきにくいですが、白和えが美味しかった(^u^)
新ゴボウ、タケノコ、春ドンコ、雪の下人参、鳥肉の組み合わせ (^。^)y
カラフルな野菜の色が集まって、このお皿も春いっぱい。
この後に
ふきのとう わらび たらの芽 うど、の天ぷら。
並んだお料理は、お客様が佐渡の野菜と山菜を料理して下さったもの。
味つけには、オリーブ・米・太白胡麻などのオイルをブレンドして使い
上質の塩や醤油や酢を少々のみ。
美味しいコツは、手で揉んでよく馴染ませることだそうです。
命は食にあり。
人を健康にしてくれるのは食。
明治の頃から、食物養生法の考え方があり、住んでいるところから三里四方のものを食べるといいと言われてきたそうです。
春を集めた食材は、山に入って採ってきたもの。
新鮮な素材で作ることを楽しんだお料理班と、山菜の収穫班に分かれて準備。
これ程の食材を集めるのは、佐渡に住んでいてもなかなか難しいことになっていますが
むかしの人達は季節を楽しみながら、生活に自然の食養を取り入れていたのでしょう。
春は、ほろ苦味の山菜でデトックスするのだそうです。
ご馳走になりながら、食べて納得の特別授業。
「 明日には、そのことを実感できますよ 」 予言めいたお言葉。
よく食べ、自分のペースでよく飲んで、話があちこちに広がる楽しい会でした。
季節の初物をいただくことが、次々。
国府川の河口での漁は、早春の風物詩。
透明な小魚がピチピチ。
天ぷらとお吸い物と、ゴボウたっぷりの柳川風にしていただきました。
少量でも存在感アリ。 おいしいのですが、強烈な匂いはさすがニンニク。
チャーハンの仕上げに入れるとGOODです。
どういう風にいただくのか‥‥初めてですが。
ふ海苔のような味と、シャキシャキとした食感は魅力です。
佃煮もイケるそうです。
天ぷらで \(^o^)/
簡単にアク抜きをした後、冷凍保存しておいた生ワカメと味噌汁で。
春の香りと生き生きとした色がきれいで、食感も格別でした。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。