いよいよ、春まつりの季節。
島開きの前日に催される、鷺流狂言を観に出かけました。
総社神社例祭前夜祭狂言公演
演目 鳴子
演目 盆山盗人
演目 柿山伏
佐渡鷺流狂言研究会による公演は、4月14日、春祭りの前夜に、真野総社神社の能舞台で演じられます。
公演前の説明によると、山口市と佐賀県千代田町と佐渡の三か所のみで伝承されている狂言だそうです。大蔵流とも和泉流の狂言とも異なっているとか。
無形の文化財ゆえに、継承してゆくことは大変な苦労があるのでしょうね。
この日は、冷たい雨が降りしきる中、傘をさしながらの見学となりましたが、演者の熱意が伝わってくる公演でした(^-^)
風の中に、椿や水仙の香が少し甘く香っています。
3月の末、年度の変わり目
例年通りの転勤や退職などの移動があり
高校から大学へ、各種の学校へと進み、佐渡を離れる若者たちがいて
就職で、社会生活を始めようとしている人も大勢います。
別れと門出の季節
サラリーマンにつきものの転動を祝って、先日は友人の送別会に出席しましたし
希望が叶って大学へ進学する子供さんの、入学準備の為に友人夫婦は上京中。
新しい生活に向けて移動、移動の季節。
佐渡汽船も賑やかなことになっているらしい (^。^)
期待を胸に出発する若者には、自由がいっぱい。
でも、慣れない環境に戸惑ったりすることがあるかも‥知れないね。
大丈夫だよ。 臆せずにすすんで欲しい。 なんとかなるよ~。
足りないところに気がついたら、何回でもやり直せばいいと思う。
馬の鼻向け・・・遠くへ出発する大切な貴女へ
気の利いた “ 贈る言葉 ” は、思いつけないけれど
旅の安全を祈って、行く先に向けて馬の鼻を向けた‥と、いう故事に習って。
行ってらっしゃ~い \(^o^)/
いつも佐渡から、応援の気持ちを送っているからね。
春が来た~。
春がきた~と喜んでみても…
翌日には、雪やみぞれに逆戻りしてしまうことが幾度も繰り返されてきましたが
今日からは春 \(^o^)/
桜の開花予想も出され、畑には何かがあちこちから芽吹いてきました。
とげとげ バラ
ぼんぼりのような みつまた
蕗のとう 草わさび
玄関には、ふきのとうと葉わさび。
淡い緑色がきれいで、お皿の中でどんどん育ち清楚な白い花を咲かせます。
芽吹きを喜んで “ ねこやなぎ ” を活けたりしても楽しい季節。
我が家のゆずり葉の枝に、小鳥の巣を見つけました。
小鳥の巣
葉っぱの陰に、上手に巣が架けられています。
よく見ると、巣の材料には藁だけでなくビニールが。
なんと、蛇の脱け殻も編み込んでありました。
自分の巣を襲ってくることもある、天敵の蛇の脱け殻をちゃっかり巣に利用して
たくましいなぁ。
電線の途中に 巣
羽茂大崎の “ ちょぼくり ” の入り口に発見した、小鳥の巣。
ちょぼくり あまどころ はやと瓜の酒粕漬け
去年も、ここに巣をかけたツバメがいたそうです。
宙ぶらりんの電線に巣をかけるとは、ナイスなアイデアだこと (^_^)/
しまふうみの林 巣箱
しまふうみ の 敷地の椿
人が林に巣箱を架けて、小鳥が安全に子育てできる環境を手伝っています。
小鳥たちがここに気づいて、賑やかに出入りするようすが見られるといいな (^O^)
佐渡中の学校の終業式が行われたそうで、子ども達は、明日から春休み\(^o^)/
ちょっとした預かり物があって、先輩の家へ伺うと
「 いいところへ、来たね~」
「 蕎麦を貰ったから、食べていかんかね 」 嬉しいお誘い (^-^)
お蕎麦 早春のあれこれ
メインの、太めに打たれたござ蕎麦は
しこしこ、しっかりしたかみごたえ有り。
早春の味、ふきのとうを天ぷらで。 ほろ苦味とかおりがベストなバランス。
寒風に当てて甘みとポリポリ感たっぷりの、切干し大根とイカと昆布の松前漬け。
取れたて初物のシイタケ。“どんこ” は、柔らかくなめらか。行者ニンニクの醤油だれかけ。
からし菜の、おひたし。 食感がよくて、少しの辛みが旨い。
きんぴらゴボウには、香りの白胡麻をたっぷり和えて。
かぼちゃと手づくりこんにゃくの煮物。
「 海老も、鯛も、肉も無くてねぇ 」 ニコニコとご主人。
(^-^) \(^o^)/ (^。^)y-.。o○
早春のご馳走を集めた、豊かな味ばかり。
おいしくお酒をいただき、話もゆっくりできました。
田舎暮らしならではの、家庭の味。
“ 佐渡メシ ” づくしの、贅沢な夜でした。
今日もまた、雪と雨と雪と?。 複雑な天気でした。
先輩のお宅に新製品の “ 番茶餅 ” を作ってみたので味見をしていただこうと伺いました。
道路の拡幅工事中でいつもの道が通れず、案内の看板に従い坂を上って行くとこの風景に出合いました。
佐渡では椿を庭木に植えたり、風除けに家の周囲に垣根として植えているのを多く見かけます。いつもと違うルートを走って、やぶ椿の林が佐渡市の文化財として守られている一画があることを初めて知りました。
やぶ椿の林
昔は佐渡で取れる椿の実は椿油として利用され、椿の産地といわれる大島よりも生産量が多い時代があったと聞いています。 良質な椿油は食用としても、女性の肌にやさしいローションとしても、黒髪をきれいに保つ整髪油としても身近にあったとか。
やぶ椿
花の季節を過ぎ、実が取れるのは10月頃
昨年は両津の “ 椿集落 ” に伺い、集落の名にちなんだ椿を植えて
地域活性化の資源として、椿油を大切にして “ 椿の里 ” にしようと
楽しそうに話される方たちにお会いしました。
生かせば、資源。
‥でも、商品化する程には量は無し‥
椿に限らず、素敵な素材はいろいろありますが
収穫の量・加工の設備・許可・ラッピング・販売をするには‥
収益を上げるまでに、どの程度の “ 覚悟 ” で取り組むのか‥
そして …、難しく考えないで、みんなで楽しむのが一番 (^O^)
たいていの結論が、ここに落ち着くのかなあ・・・。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。