毎年冬に、味噌を仕込むことを楽しみにしています。
味噌の素材は、米糀・大豆・塩のみ。すべてが佐渡の原材料。
味噌団子の中の空気を抜くために、力いっぱい桶に投げ入れます。
作り始めれば、二時間ほどで一区切り。
実家でも昔から作っていましたが、大きな鍋で豆を煮て、ミンチの器械で潰す方式。
今は友達に作り方を教えてもらった、簡単な道具を使った方式で、この分量で、我が家の味噌を作り続けています。
米糀 … 800 g × 3 袋? 大豆 … 2500 g? 佐渡の塩 … 1200 g
十月頃には、塩、糀、大豆が馴染んで美味しい味噌に仕上がるはず。
佐渡のおだやかな気候は、味噌が熟成するのに、とてもあっているように思えます。
さあて、ゆっくり、楽しみに待ちます。 (^。^)y-.。oO ヤレヤレ ?ほッ(^u^)
この冬一番の寒さに凍りついたよう…佐渡が珍しく荒れに荒れた一日でした。
風が吹き渡る音がヒュ~。 雪が舞い、北国のイメージそのもの。
暖房の効いた部屋から隣の部屋へ移ると、サ~と冷たい風が吹き込んできます。
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月に一回ずつ“ ぐるたび ” さんが、ふるさと応援料理教室を開催しています。
食文化によって地域活性化をしよう(^v^)地元の食材を食べて応援しよう (^_^)/地元の伝統食を守り楽しもう (^。^)
“ ぐるたび ” さんが、食にこだわった活動を佐渡で始めて、一年になります。
料理教室は、毎回プロの料理人が講師として、地元の食材を生かしたメニューを指導して下さいます。
今回は、佐渡番茶で作る「 茶粥 」
鱈のポワレ。付け合わせは、ふきのとう、菜の花、たらの芽、オリーブで。
講師の尾崎シェフは、濃いめに煮出したほうじ茶で、五分搗きの米を使いお米を炊きました。 お茶の渋さと甘さが濃い、茶粥の出来上がり。
私のイメージする “ 茶粥 ”。 …… ほうじ茶味のサラサラお茶ずけ風お粥 … とは、少し違ったものでした。潟端地区では以前からお茶が栽培され、おもに島内で消費されています。
“ ちゃげ~ ” と呼ばれ、食欲のない時などに、食べられてきたのが茶粥だそうです。
同じ佐渡に住みながら、初めていただく茶粥。家庭ごとに、作り方は色々だそうです。
食べて伝える … 伝統の味を知る…。このような機会を大切にして、大勢の方が佐渡の日常食を見直すきっかけになるといいのだけれど・・・・。
冬のご馳走を、また頂きました。
真鱈の真子は冬季節限定の味。… ( 真子はタラの卵のこと )
真子を昆布で巻きコトコト煮て、ツブツブ食感と昆布の旨みを味わいます。
Uターンしていろいろな料理を知る毎に、狭い佐渡の中でも山里の地域・海辺の地域の料理とでは違いが有って面白いのです。 ?“ 真子の昆布巻き ” も初めの味(^u^)
真冬が旬。 真鱈の美味しい真子を、生姜を効かせて甘辛く煮付けたものも、アツアツご飯によく合って、食が進むそうです。
なつかしい味をもう一度作ってみようと、石臼を借りてきました。
冬の間に、保存食として作られていたのが打ち豆。
ヒジキ・人参・こんにゃく・ごぼう・れんこん等と一緒に煮たものが常備菜として食卓に。
手軽な煮物や、炒め物に入れると、いい旨みを出す打ち豆は使われてきたようです。
最近では、石臼の出番はすっかり少なくなりました・・・。一年に一度の出番です。
昔の人の知恵には驚かされることが。石臼の凸凹は豆を飛び跳ねさせずに、豆をしっかりとらえる役割を果たしているようです。
そして、打ってつぶした豆を、石臼の穴から回収する・・・潰れた豆は取り外しにくいものですが、いやあ、頭が下がります。
少し春に近づいていることを感じる、弱い雨の一日。
柿餅の大切な原材料の、干し柿が綺麗に乾いてきました。
干し柿はおよそ二ヶ月、じっくり風に当て、時間と手当をしてきたものです。
おいしい柿を、お菓子に。
しこしこ皮目と、おだやかな甘さの干し柿を、 ビターチョコでコーティングしました。
小粒ながら、存在感のあるお菓子。 お酒やコーヒー・紅茶に絶妙に合います。
柚子の香りが豊かなゆず餅に、新しいデザイン画をいただきました。
柿もちを描いて下さった若林さんならではの、やさしいさと味わいある画。
冬の柚子を餅にした “ ゆず餅 ” を、大切に作り続けていきたいと思っています。
ちなみに、柿餅本舗の主力商品の柿もちも、若林さんに描いて頂いた画です。
明日の、本町市にも参加いたします。
あちこちで見つけていただけると嬉しいです。 \(^o^)/
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。