3月の第一日曜日、佐渡真野地区、大倉谷集落の大きな “ わらじ ” が掛け替えられました。
大倉谷の大わらじ
古い大わらじよ、1年間ありがとう・・・
この行事は、この地区に古くから伝わる風習で、「春来」“はりきり”というのだそうです。
その年の正月に大わらじを作り、集落の両端(入口と出口)に人間の大きさ程の大わらじを飾ります。
ある時賊がこの集落にはいろうとしたが、このわらじを見て、こんな大男がいてはかなわない、と言って逃げ出したそうです。
疫病や悪人よけの一種の道祖神として祀られており、この地区の春の風物詩となってます。
羽茂・大崎の加工所に着くとすぐに、
「昨夜の宴会のメイン料理の残りですが、雉汁をいかがですか?」と、うれしいお誘い。
あつあつ キジ汁
セリ・ごぼう・こんにゃく・豆腐とキジ肉。
鴨にはネギ。
雉にはセリ、が相性がいいのだそうです。
セリの香りと固めの肉質の雉肉。やはり他とは違う旨さの出汁の味です。
‥未熟な語彙で味を伝えるのは難しい‥
たっぷり大盛りの汁椀でご馳走になりました (^-^)
雉肉と、骨を雉肉と一緒にミンチしたものと二種類。食感の違いも新鮮でした。
この地区で鉄砲の免許を持っている方は、ごくわずか。
思いがけない時に、思いがけないご馳走にめぐりあえる佐渡・大崎は面白い。
佐渡の主婦は、冬場に餅 をよく搗きます。
定番は黒豆を入れたり、草餅、ごま餅、みかん餅、ゆかり餅、とち餅などレパートリー豊か。
「潮津の里」を会場に、NOSAIさどの皆さんと餅つきを楽しみました。
? ? ?
参加された方と一緒に、初めての味 “ コーヒー餅 ” を体験。
香りやコーヒーの苦み加減・甘味の分量はお好みで調節します。
機械でドンドンと杵搗き、あれよあれよという間に、なめらかなお餅の出来上がりとなりました。
餅つき研修中
機械で杵つき餅
そして、もう一品。 “ 佐渡の柿餅 ”
参加された方はメモを手に、とても熱心に ‥ フムフム ‥
家でも作ってみようと意気込んでいらっしゃいましたよ ?(^◇^)
昼食の時に試食し、少しずつお持ち帰りもしていただきました。
楽しい餅つき研修会となりました。 ありがとうございました (^-^)
雪の晴れ間、ポツポツとお客様が加工所のある “ ちょぼくり ” を訪ねて来てくださいます。
中では廃油を燃料としたストーブが焚かれ、部屋を暖めてお待ちしております。
そこで、ストーブの上でついつい焼きたくなって ‥ 並べてしまいます。
柿もち イカ 干し芋
柿餅を焼き、イカをあぶり、干し芋の焼きたてを摘まむ。
自分で焼き、ホフホフ言いながら食べると、なぜか余計においしいのです (^O^)/
お待たせしました。今年もおいしいおけさ柿の干し柿が出来上がりました。
きれいに干せた干し柿
おいしいですよ!
今回、ぐるたび食市場にも紹介されました。
http://shop.gnavi.co.jp/sado/event/sdkakiset/
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。