五月の太陽は、丈夫で美味しい植物を育てます。
5月の末頃、いっときだけの楽しみの味があります。
薬味としたり、味噌汁の浮き実、わかめと酢味噌などと相性がいいようで‥
初夏の味として、香りと食感が楽しい茗荷竹。
その他にも、山椒の若い芽、独活(うど)、野ブキなども今の時期ならではの、苦みと香り。
子供の頃には、どこが美味しいのかさっぱり理解できなかった味ですが‥
初夏の癖ある薬味達。佐渡の曲者達がいい味を出して、ほんの少しなのに存在感たっぷり。
畑の周りに植えられた果樹には、可愛い実がついてきました。
小さな実がずんずん大きくなる様子には、目を見張る生命力があります。
3日間陰干しをして、柿の葉茶が完成しました。
5分くらい、時間をかけてむらして、いただきました。
さっそく試飲。中身は同じでも、器の色でお茶の色が変わって見えます。
3煎、4煎までじっくり、味わうことが出来ました。 (^-^) おいしい (^。^)
ビタミンCたっぷりの、おいしい柿の葉茶です。 たくさんの方に知っていただきたいな (^u^)
5月27日、佐渡國鬼太鼓どっとこむに初めて参加しました。
14の鬼太鼓が集まり、次々に舞台へ登場。
その他には、佐渡おけさ・相川音頭などを羽茂高校生が格調高く舞い、会場を沸かせました。
佐渡の各地区の鬼が躍動し競演しました。
隣の店主曰く・・・「自分も若い時には、 獅子を舞うたもんだ 」
若い後輩たちの様子を、頼もし気に見守っておられました。
大切に守られてきた祭りの鬼太鼓は “ 村 ” の誇りなのですね (^J^)
柿との一年のお付き合いの途中に、いくつもの楽しみがあります。
そのひとつ、柿畑の若葉を摘んでの、柿の葉茶作り。
この十年近く手入れが出来ず無農薬・無肥料の、いわゆる耕作放棄された伯母さんの柿です。
不思議なことに虫も下草も綺麗で、荒れた畑の感じがしません。
柔らかい葉を丁寧に摘み、洗い、刻み、短時間蒸し、風通しのいい所で乾燥します。
柿の葉には、熱に強く蒸しても失われにくいビタミンCが多く含まれていて、体にも優しく、ほのかな甘さが魅力のお茶ができます。
ノンカフェインなので、子供も安心して飲んでいただけます。
通常のビタミンCは熱に弱く、熱すると壊れて減っていくのですが、柿の葉のビタミンCはプロビタミンCと いうビタミンCになる前の状態のもので、熱に強いのが特徴です。お湯を注いで飲んでもその効果が破壊されることがない・・・・・・・・のだそうです。
摘み取ってから少しでも早くお茶にしようと、夜なべ仕事で蒸し、竹のざるに広げ乾燥へ。
あま~い香りが部屋にいっぱい広がりました。
出来上がりと、味見が楽しみです (^u^)
朝からスッキリ晴天・無風。田植え日和に恵まれました。
外で働くと咽が渇きます。お腹も空きます。 休憩を入れながら賑やかに仕事を進めます。
田んぼに苗が植えられ、水が引き入れられると、やっと美しい風景に。
苗起こしに失敗し、最初からやり直したために、田植えの予定が半月ほど遅れていました。
大切な第一段階の作業を無事に終える事が出来、肩の力が抜けるほど安堵しました。 ホッ。
(^。^) (^-^)
田植えの手伝いを終えた夕方に、真野のスーパーへ寄ると、その前を
シャー・シャーと、独特の軽い音をたてて、ロングライドの自転車が通り過ぎていきます。
佐渡一周を走り抜け、ゴール手前の10km付近。
「 お疲れさま~! あと少しで~す!」 野良着のまま、手を振り応援していると、
早朝から200kmもペダルを漕ぎ続けて来て、お疲れのはずのライダーの方達が、笑顔を見せて下さったり、手を挙げて応えて下さるのです。
昨日のオープンマーケットでお話した方が、元気に通過して行かれました。
お互いに、「 あら~ (^O^)/ 」
五月の日曜日は、快い疲労と充実感に満たされた一日になりました (^u^)
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。