佐渡の食品加工業者を対象に、農商工連携と地域活性の現状と課題などを、東京農大のオホーツク校での実践を事例に、セミナーが開催されました。
佐渡の農水産物を生かして、それを加工・食品製造し、販売・流通にのせ、付加価値=所得を創り出すまでの流れを作るにはどうしたらいいのか。
理論はよく解かるし、その為に日々の努力を重ねている、佐渡の実践者の方々ばかりでした。
素材が豊富で品質も高く、佐渡の伝統的な食品加工技術で、美味しくて安全な製品を作るところまでは出来ています。
‥が、販売のルート開発をどうしたらいいのか‥‥
地方には地方ならではの、魅力や特産物があります。
規模の小さな業者は、自分の製品をどのように知っていただくか。ここでいつも壁に当たってしまいます。 地元の製品にこだわったお店に置いていただいたり、“ 市 ” に出店し、試食をしていただいたり。認知されるようコツコツと努力を続けてきて、成果も少しずつ見えてはきましたが‥‥。
地元のおけさ柿・こがね餅米・塩を使って地産地消・六次産業化したものが “ 佐渡の柿餅 ”。
Uターンして来た “ ばかもの ” が取り組んで、 IT の力も借りながら、佐渡の良さを発信しようとしているのですが‥‥。
努力しているから‥そのうちになんとか成るかも‥などと、淡い希望を持つ自分を戒めながらも、この製品の良さに早く気づいて‥、と願っている自分もいます。
製品の開発は実に楽しいもの。 あ~したらいい? こ~したらどうなる?
製品を買っていただくことは、実に難しい。 自分も買う立場であれば、注文をつけていますし‥
デビューしたての “ 佐渡の柿餅本舗 ” が、大手の生産者にまぎれ込んで勉強会に参加出来るのも 、佐渡ならではのこと。
実績のある企業さんも苦労されているのですから、新参者が存在を知ってもらう迄の道は、まだまだ遠いのが現実。
丁寧に “ ものづくり ” をし、地元の消費者の応援を得て、コツコツ仕事を続けること‥‥
結局のところ、基本に戻るようです。
春の訪れを告げる行事がもう一つ。
3月25日、赤泊総合文化会館において、赤泊演劇研究会による創作民話劇「玄達物語」が演じられました。“ 玄達 ” は村に住み着いた、権威嫌いの、いたずらで愛嬌もののムジナです。
赤泊地区には、酒飲み天狗・夕鶴・お地蔵さま・笠取山の雷さん・お城の殿様・太郎杉と呼ばれる大杉などが生き生きと活躍する、民話がその他にも伝えられています。
むら芝居の出演者・スタッフは、老若男女、じいさんばあさん、父さん母さん、あんちゃん姉さん 小学生や保育園の子供まで、総勢100人に及ぶそうです。
全7場、1時間半があっという間に過ぎて行きました。
この赤泊演劇研究会の民話劇は、今回が21回目。
平成4年から毎年上演されていれだけあって、佐渡赤泊地区の方言を使い、集落に古くから伝わる色々な民話を演ずるとのことでした。
出演者の熱心さがよく伝わり、言葉の発声もよく訓練されいて、とても楽しいお芝居でした。
地元に伝わる民話を、子供たちが演じることは、大きな経験となったことでしょうね。
子供たちの中に、将来の “ 村の民話の語り部 ” が育ってくれそうな予感がしました (^O^)/
遅い佐渡の春を待ちわびて、羽茂大崎山の奥、絞め張り山荘で、恒例の餅つき会が催されました。
この日は春の雪が、山奥の木々をまっ白に。ストーブで暖をとるのが最高のご馳走になったかもしれません。
それぞれの人が、思い思いの一品を持ち寄り、春を待ちわびる静かな時間を楽しむ・・・・。
あと一ヶ月くらいすると、山荘脇にある「絞め張り弾正桜」が満開になることでしょう。
桜を見に集まるのは、またのお楽しみ。
友達が友達を紹介してくれて、出会いも新鮮な魅力です。
元気な方達は、個性豊か。
よ~く話して、無欲に、無邪気に、自由を謳歌しているようにお見受けします。
3月17日から開催された「よってけ祭り、さど食の陣」は本日3月20日、無事閉幕しました。
連日、佐渡内外のお客様で大変な賑わい・・・カリフォルニアからのお客様も。
当店も、たくさんの方に柿もちを試食していただくとともに、予定数量完売で締める事ができ、おいでいただいた多くのお客様に、ただただ、お礼申し上げます。ありがとうございました。
そして、このイベントの期間中に、たくさんの新しい出会いをいただきました。佐渡の食材を大切にしたいという私たちの思いが、多くの人たちに通じたような気がして、とてもうれしい体験をさせていただきました。皆さん、本当にありがとうございました。
こんなにたくさんのお客様がおいでいただいたのだから、もう少し、佐渡独自のもの、佐渡らしいもの、佐渡でなければ食べられないものがあったらいいなあ、と感じた次第。
そして、ほんの少しの遊びがあったらなあ・・・と感じました。「さど食の陣」なのだから・・・・。
さど食の陣は、第3日目。
平日の為、地元の方がゆっくり時間をかけて品選びをされていました。
日替わりで用意されている大鍋汁、今日はタラ汁でした。
寒い一日でしたので、皆さんに温かい汁ものが人気でした。一杯百円で、収益は東日本大震災への募金とされます。
他にも佐渡の食材を使ったメニューを工夫し、旨いもの盛りだくさん。
郷土料理も楽しんでいただきたいと、張り切っています。出店者の売り上げの一部も、震災復興への応援として寄付されます。
昨日、18日は、版画甲子園出場の為に、“ 佐渡 ”を取材中の島根県代表の高校生が来店されました。
大阪代表の方も熱心に見て回られていました。
12回目のテーマは、「佐渡・未来への鼓動」。
全国から14校が出場し、本戦は18日から3日間。
若い視線で佐渡をどんなふうに感じてくれたかしら? 楽しみにしています (^-^)
佐渡の “ ゆるキャラ ” ?ブリカツ君、連日柿餅本舗にご来店。当店メイン商品の「佐渡の柿もち」を紹介してくれましたよ。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。