故郷、佐渡からの贈り物が次々と、海を渡っていく季節になりました。
丹精込めた、コシヒカリ・おけさ柿・アンポ柿・自然薯などが宅急便に持ち込まれています。
大切な友人や子供達に、自分で作った作物を贈れるのは、農業者ならではの幸せです。
佐渡からは、“ 今年も無事に過ごせたよ ”?の報告と
“ 変わりは無いかい?” “ 話をしようか?” の思いを箱につめ込みます。
自分を想ってくれている人がいてくれる‥ことは、とても励ましになりますね。
送りだした宅急便が明日には届き、ワァ~と歓声があがるのが聞こえてくるよう (^。^)
里山が色づいてきました。
特別には手入れされていない場所にも、いいな~、きれ~い、一瞬の出逢いがあります。
竹の葉が、つやつや綺麗です。 緑がそろって、サラサラ ゆらゆら (^。^)
物知りの古老によれば、季語では “ 竹の春 ” と言うのだそうです。
秋の中にも、(暦ではもう冬ですけど‥) ?春を迎える植物もあるのですね。
西三川のリンゴ園が共同でりんごの木のオーナーを募集してきて、今日は収穫祭。
りんごの木の一本毎にオーナーの名札が掛かかっています。
家族で収穫に来られて、“ これは赤いぞ。香りがいいぞ。” 賑やかにワイワイ。
りんご園の奥さん達は、豚汁などを用意してお迎え。
国道沿いに共同で経営しているくだものの直売所は、知る人ぞしる、知らぬ人も納得の名店。
直売所ではりんごの他に、スイカ・もも・キュウイなど。季節ごとの野菜も人気です。
今日は、野菜をたくさんいただきました。
なめらかな食感の、カブと大根と里芋など。生産者の顔のわかる野菜たちです。
都会のスーパーでは、生産者の顔をラベルに付けて売り場に並べて、安心や品質の良さを伝えようと努力しています。
いただいた野菜たちは、どこの畑で作られているものかまでわかる、地元の安心野菜です。
「 ウチの大根はね、生で食べるとおいしいよ。」と、自信を持ってプレゼント出来る野菜。
モミガラやたい肥でやわらかな畑で、土作りも熱心な方の野菜たちは、素朴においしい (^。^)
11月5日、6日、東京日本橋新潟NICOプラザで、佐渡物産の販売会が行われました。
主催は佐渡HCC㈱で、農商工連携講座の販売実地研修として位置ずけられたもの。
佐渡の柿餅本舗では、佐渡の柿もち(のし餅)と、佐渡の柿餅揚げを試食販売しましたが、両日とも、早々に完売御礼となりました。
首都圏のお客様には全く新しい味であったようで、とてもとても喜んでいただきました。
柿餅の他にも、親戚の農家から、干し柿、アンポ柿、おけさ柿を預かり販売したところ、こちらも大変好評でした。
HCC株式会社の皆様、そして販売会を盛り上げていただいたみなさんたいへんお世話になりました。ありがとうございました。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。