おけさ柿の花が枝にいっぱい蕾をつけています。
花として眺めるには清楚で可愛いものですが、美味しい柿を育てるには間引きが大切な作業となります。雨の日には雫が顔や腕を伝いできません。今日のように晴れの日は、お陽さまと真向かいで眩しいのと、日焼けが心配なのと。時期を逃すこともできないので、家族総出で行います。
去年は春先の寒さが厳しく、実の数が少なくて心配しました。今年はどの枝にもタワワワワワ…。忙しいのです。そこで、猫の手の代わりにお手伝いをしてまいりました。
佐渡のおひさまは強くて元気。スクスク育って、佐渡の柿餅本舗のお菓子になってね。
ただ今、完全無農薬の柿の葉茶を製造中です。
陰干しで乾燥していますが、乾燥するまで待ち切れず生茶葉でいただくことにしました。
なんともいえぬ、柿の葉の香りと口の中に広がる、ほんのり甘い後味。これはすごいわ、と言いながらいただきました。
そして、今日もまた、柿の葉の収穫に行ってまいりました。
羽茂地区の公民館で、月二回稽古が続けられている狐蓬遠州流(こほうえんしゅうりゅう)の生花の会。
季節ごとの花や花木を、特有の曲線で美を追求する花道です。この地域にだけに永く伝習されてきた狐蓬遠州流は、佐渡市の無形文化財として保存と地道な研鑚を続けています。
初心者コースへ入会させていただき、初めの一歩。
初心者の為に、花材や花入れ、テキストまで用意し指導して下さる先生方です。花の道の奥深さの手本を示し、努力を重ねる先輩方について精進してゆきたいと思います。
小学校の前を通りかかったら、応援合戦の真っ最中。フレー、フレー紅組、フレー、フレー白組のエール交換に、小学生の10倍ほどの父母、兄弟、じいちゃん、ばあちゃん、隣のジジ・ババまでが、精一杯の声援を送っていました。
この学校も、もうすぐ廃校になるとか・・・・・。
畑の中から鳴き声が聞こえ、出てみると、いました、いました。
佐渡で暮らす有名な鳥のトップは朱鷺ですが、雉も色彩豊かな羽を持ちとても綺麗です。佐渡の自然の中には、何処かに住みついているはずの鳥たちです。声はすれども姿が見えなかったキジに、やっと巡り逢えた貴重な瞬間でした。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。