傍にいつもあると、そうと気づかないで暮らしているもの。
「ここにその木があるそうですね」と、わざわざ訪ねて来られた方に教えていただきました。
特に名前も知らないまま見ていました。
もくれん科・北アメリカ東部が原産。背丈が高く育ち、インディアンはカヌーを作ったりしたとか。佐渡では珍しい百合の木ですが、公園や街路樹として植えられている所があるそうです。また、葉っぱや花の形から、チューリップの木・軍配の木・奴凧の木などと呼ばれるそうです。
苔玉に花を植えたり、自然を凝縮してミニ盆栽に表現する楽しみがあります。
身近な花や木を、握りこぶしほどの大きさの中に自然を写しとった可愛いひと鉢です。育てることを楽しむ人と、眺めることを楽しむ人。それぞれに小さな緑を見つめています。
五月晴れは、柿餅の天日干し日和り。干し柿ともち米だけで作った柿餅をのし餅にして、薄く短冊状に切ります。
これを天日でほどよく乾燥させますと、佐渡銘産「柿餅揚げ」においしく変身します。
五月晴れって言うのは、今日のような日のことでしょうか。
一の宮神社の横に、植物園があります。藤棚の下に立つと濃厚な花の香りと、忙しく飛び回る蜜蜂たちの羽音がブンブンと耳元で聞こえてきます。
芽吹きの季節は勢いを増して、一面がいちどきに緑豊かな世界となりました。
自然豊かな山里では、小さな鉢に花を植えてのいわゆる“ガーデニング”をする人は少ないようです。地面に木を植え、石と組み合わせて庭作りをしたり、手入れを続けています。
女性は野菜畑の周りにご仏壇用の花を育て、ご先祖にお供えしています。
山野草を種から育てて楽しむ方が多く、? 小さな鉢植えの世界には面白い形や風情豊かで、こころ惹かれるものがあります。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。