さわやかな 6 月の朝、
「ウチのグレープフルーツがとれたよ。味見してみるかい?」
羽茂の先輩から、電話をもらいました。

嬉しくて、さっそく伺うと

初めての、佐渡産グレープフルーツを
たくさん用意していてくださいました。
絞ってジュースを味わってみると
爽やかな酸っぱさ、次にホロ苦味、後からおだやかな甘みを感じます。
種が多めの白い果肉。

たっぷりのビタミンC を含み、香りはリラックス効果あり。
家人は、果汁を焼酎に入れて晩酌で楽しみ
私は、たっぷりの氷をグラスに入れて、炭酸で割ってシュワシュワ。
ず~と以前に、グレープフルーツの苗木を
取り寄せ注文をした時には、「佐渡で実りますかね?」

ホームセンターの担当者は、怪訝な顔をしていたそうです。
果汁たっぷり です(^O^) 
子育て時代に繰り返し作ったのは、果汁のゼリー。
大好物のおやつでした。

疲れたときの、元気の源はクエン酸。
この美味しい柑橘は、ブンタンとオレンジの交配で生まれた品種で
半分を食べるだけで、一日分のビタミンCが摂取できるそうです。

何よりうれしいのは、輸入ものと違い
ワックスや防腐剤が使われていない
安心の佐渡産グレープフルーツであること。

残った皮で、マーマレードを作ってみれば
ホロ苦さが個性の、美味しいジャムになるはず(^O^)


一つだけ注意点があって、グレープフルーツは
降圧剤や、高脂血症などの薬を服用されている方は
効果に副作用がでる場合があるそうです。

佐渡は、植物の寒暖両系の植物境界線である
北緯38度線が通っている島。
北のリンゴも、南のミカンも、レモンもとれるフルーツ王国。

魅力たっぷりの
佐渡産グレープフルーツが初登場です。

我が家の食卓に欠かせない〝 醤油 〟
今年も、3月13日に仕込み作業を行いました。
醬油麹を起こしたのは、佐渡の若者〝斉藤さん〟

いち時は醤油麹を起こす人が、いなくなっていた佐渡ですが
長野で経験を積んだ斎藤さんにより復活し
今年からは、佐渡で仕込めることになりました。

地元の素材で醤油を仕込めるのは、本当にうれしいこと

原材料の 大豆 小麦 食塩 ぜ~んぶ 佐渡産です
前日には、箱根清水を汲み、準備しました

丸大豆 ‥ たんぱく質はうま味成分のアミノ酸に
小麦 ‥ でんぷんの甘みや香りのもとになるブドウ糖に分解されます
佐渡の塩 ‥ 雑菌から守り ゆっくり醸造されるのに欠かせないもの
麹の粉がフワフワ、立ち昇るほど
その後 3/21  3/26  
天地返しを続けて
とても馴染んできました
舐めてみると‥醤油の味に進化中です
天地返しをする度に、大豆も小麦もふっくらして
味の変化を感じます。

来年3月の醤油搾りまで、
麹菌たちが、休むことなく、日々活動を続けてくれます。

これからも、観察しながら
発酵し、醤油となるまでの時間を楽しみます。



☆ 。。。。。。。☆ 。。。。。。。☆。。。。。。。☆

6月の風景  我が家の畑 
今年は、たくさんの花が咲きました

畑の端には、少しずつ色々な花が咲き初めています

ようやく、冬らしい寒さが到来。
明け方には、霰( あられ ) 混じりの雨音が聞こえていました。


寒さは苦手ではありますが
季節らしい温度にならないと、困ることが次々と起こっています。


佐渡の初冬の風物詩、寒ブリ漁が振るいません。

冬の代表的な味覚、鰤(ブリ)を味わい
沖合で獲れたばかりのブリを、市価よりも安く求められるのが

年末恒例の《鷲崎 寒ブリ大漁祭り》

‥なのですが、
今回は、ヒラマサや他県産のブリで対応。

海温に大きな変化がみられ、海流が蛇行しているのだとか。

ともあれ
ブリ祭りは、賑やかに開催されたそうです。

☆。。。。。。☆。。。。。。☆

年末近くになると
準備したり、頂いたりするのがカレンダー
今年のカレンダーの表紙
制作・発行 は、佐渡生きもの語り研究所
写真 環境省佐渡自然保護官事務所

「佐渡 Kids 生きもの調査隊」という佐渡市の事業で
佐渡生きもの語り研究所が企画・運営を担い

島内の小学校3~6年生を対象に
自然栽培 ( 無農薬・無肥料 ) の
お米づくりや生きもの調査と

田んぼの生きものや、人との繋がりについて
一年を通じて活動し

子ども達は、田んぼに入り
田んぼで暮らす生きものを調べたり
田植えをしたり、稲刈りを体験しています。


カレンダーには
水をたたえた稲田の風景 
雲や光の自然の色と暮らしや

佐渡の田んぼ風景を変えてきた
『朱鷺と暮らす里山』が、多く収められています。

表紙に写っている、稲穂に登った蟻さんの大冒険のかわいい姿から
新年初めての話題にしようと、楽しみにしていたのですが‥


のんびり気分で、今からゆっくり
元旦のお酒を楽しもうと座った・・
夕方 4 時過ぎ頃 でした。

恐怖を覚えるほどの、大地震が発生。

後に名付けられたのが《 能登半島地震 》

海抜5mの地域に住む私達は
津波にそなえて
高台にある市の施設に、緊急避難。

近隣のみなさんも
とても素速く避難行動をされていました。

福島県の東日本大震災での、津波の威力を知り
海岸沿いに住むことのリスクを感じながら
暮らしているが故の行動でした。

能登のみなさんは
続いて繰り返される、大きな余震に
どれほどに、不安な思いをされたでしょう‥

寒かったでしょう 暗かったでしょう‥
道が寸断し 断水 生活の基本が失われた状態に。

輪島地区に暮らす、友人家族の安否を知れたのは
ご自身が発信した、フェースブックからでした。

ようやく安堵。


避難所暮らしが続くなかで
何が足りないのか‥
何処へお送りすればいいのか‥

仕事の場を失い
地域の連携が絶たれ‥
たくさんのものを失われた

厳しすぎる日常を過ごされた一年でした。

これは 2025年 佐渡田んぼのカレンダー

田植えを終えたばかりの平野に
朝日の温かな光の色が照って
静かな一日の幕開けの風景が、新年の表紙を飾っています

 1月 睦月
1日  元旦
5日  小寒 芹之栄 せりすなわちさかう
10日 水泉動 みずあたたかをふくむ
11日 鏡開き かがみひらき
13日 成人の日 
15日 小正月 雉始鳴 きじはじめてなく
21日 大寒 款冬華 ふきのはなさく
25日 水沢腹堅 さわみずこおりつめる
30日 鶏始乳 にわとりはじめてやにつく

 2月 如月
2日 節分
3日 立春 東風解凍 はるかぜこおりをとく
13日 魚上水 うおこおりをいずる 
18日 雨水 
28日 草木萌動 そうもくめばえいずる  
 ・
 ・   
一枚一枚をめくっていくと
自然界の動きや、動物たち営みが古語で表されて
楽しい歳時記になっているカレンダーです。


来年こそは
《佐渡の田んぼのカレンダー》の風景のように

おだやかな年でありますようにと願っています。



☆。。。。。。☆。。。。。。☆


清水寺の前 黄金色の絨毯
大銀杏の落ち葉が屋根にも、あぜ道にも
雀の鈴なり
元気なさえずりが、賑やかにぎやか。
白鳥が田んぼに集合
田んぼの落ち穂をついばんでいるのだそう
先輩の家の裏山の紅葉が、青空に映えて
さわやかな、明るい散歩道。
紅葉の大きなドームを、通り抜けてきました。

☆。。。。。。☆。。。。。。☆

羽茂の苺ハウスにて《越後姫》
クリスマスの頃には、赤い苺がケーキを飾ります
羽茂産 洋梨 ル レクチエ
なめらかなで、上品な甘みが魅力です
羽茂の親戚の蜜柑を、コンテナ一杯もらったので
ジュースを絞り、ゼラチンでゼリーに。

お茶の時間の、さっぱりとした酸味と甘さ。
作り置きし、手軽なおやつとしていただいています。
昨夜は大嵐でした。

夜半から、風の音の中に
「ヒュ~Uu~」「ゴぉ~ぅ」が混じって聞こえました。

船は大波とうねりで、たいへんな揺れだったそうです。

佐渡にいよいよ、冬が到来したなと感じる話題。

地場の売り場には、青いレモンが並んでいて目を引きます。

このグリーンが美しいレモンを活かして
何か作れないかなと、考えて‥みました。
香りの爽やかな皮をすり、果汁を加えて
レモンの塩に。
レモン果汁 皮 佐渡の塩

レモンの美しい緑色が残るといいな 、と思ったのですが‥
熱を加えると
いつものレモン色になってしまいました。

塩の味は (^O^)
酸味と香りがさわやかな、素敵なレモン塩が完成。

天ぷらのつけ塩 白身魚の寿司 焼き魚 肉に
美味しい塩を活かしての、料理を楽しめそうです。

☆。。。。。。☆。。。。。。☆

次に 柚子塩を 
柚子の色も、香りもしっかりした柚子塩です。

天ぷらに添える塩としては
抹茶塩や藻塩が、よく使われていますが

佐渡のくだものを使って
彩りと香りがアクセントになる
美味しい塩を作れないだろうか?

いろいろな塩を作ってみよう‥と、
試してみました。

レモン塩を作っている時も、柚子塩を作っている時にも
台所の中は、大好きな香りがいっぱいに広がりました。

作ることは楽し。


今までも、柚子を蜂蜜に漬けたり
ポン酢を作って柚子を楽しんできましたが
柚子塩も、魅力があります。

料理に合わせて《おいしい塩》が
オリジナルな調味料として、活かせるといいなと思います。


畑のブルーベリーの 紅葉 は
長く畑の隅で、明るい色を保っています。


雨の数日が、続いています。

こんな日は、ゆっくり休みの日となり
のんびり過ごします。
以前に 山の蕎麦畑 | 佐渡の柿餅本舗 で訪ねた
畑の新蕎麦をいただきました。

蕎麦粉を、石臼でゆっくり挽いた
なめらかな生地で、香り豊かな蕎麦は
初冬の楽しみの味わい。

毎年、先輩が打ちたてをご馳走してくれて

私達は、薬味を準備して
ありがたく、うれしく
アッと言う間に、すすってしまうのです。

畑に咲いていた、蕎麦の花を見ていますので
蕎麦の粉にする迄の手数のことも
感謝しながら、いただきます。

我が家の小さな大根は、辛味たっぷりなので
福井県流に、薬味としていただきました。

福井では、辛味大根にかつお節を添えて
かけ蕎麦スタイルで食べる《おろし蕎麦》が主流です。
ポテトサラダ の人参は、畑から取ってきたもので
人参嫌いの人には苦手な、人参臭い人参です。
友人から頂いたのは、丸ぁるい椎茸とブロッコリー。

椎茸は
「茶碗蒸しに入れると、丁度いいサイズだよ」とニコニコでした。
ツルリ食感になりそうです。

佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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