毎年恒例の「タケノコ出てきたよ。掘りに来て」の、声がかかりました(^u^)
さっそく、今年の初ものをいただきに、長靴を履いて行ってきました。
先輩のお宅の竹林には、やわらかくて丸々とした筍が
ツンツンと、大地を割って生えてきます。
朝掘り、孟宗竹
米糠と鷹の爪で
およそ、40 分煮てエグミを抜き、お隣さんにお届け。
更に、もう一箱あります。
この箱は、近くの友人宅にソックリお届け。
ふわふわと柔らかい竹林を歩き、タケノコを掘り起こす手応えは独特の力加減がいります。
アク抜きも、楽しい作業です。
たくさんの筍を、みんなで分け合いました。
生の筍と玄米でおかゆを炊き、刻んだキャラブキと紅生姜・春菊のおひたしにオカカを添えて。
今夜は、さっそく生ワカメと合わせて “ 若竹汁 ” を。
翌朝は、混ぜご飯に
野蕗のキャラブキ・自家製の紅生姜・アスパラ・下味をつけた筍を刻んで。
やわらかい筍を、昆布とカツオ節の出汁で煮含めて。
筍づくしの食卓。ごちそうさま\(^o^)/
田植えの日、みごとな五月晴れに恵まれました。
清々しさに、気分も背筋もスーと伸びてきます。
よ~し、やるぞ。
老兵なれど私たち、手伝いネコの手部隊は、実家へ (^。^)
山は、まだ淡い芽吹きの色
田んぼはどれも、田植えの準備が整っています。
佐渡の稲は、広い平野ばかりでなく、
このような小さな規模の、棚田で作られることが多いのが実情。
山からの水を運ぶ 江 には、勢いよく冷たい水が流れています。
この山からのきれいな水が、おいしい米を育てます。
田んぼから次に移動する時には、特別な注意が要ります。
後ろにばかり重さがかかり、前方が浮いてしまうとバランスが崩れ、
転倒してしまう事故も起こります。
そこで、
田んぼの畦から安全に移動する時には、前に人が乗って重石となります。
技術はなくても出来るお手伝い。これもその一例。
稲の苗箱を運ぶ
苗箱は、苗と水分をたっぷり含みます。
特別な重さではないのですが、
お陽さまの下で一日、中腰で苗箱を手渡しを続けることは、ジンワリと腰にきます(>_<)
お茶で水分補給をマメにしながら‥ 柏餅でおやつ休憩をとりながら‥ 腰を伸ばしながら(^u^)
田植えは、農家にとっては特別な日。
ベストワンの、ちょっと楽しみな日でもあります。
身のこなしの軽いツバメのおしどりが、見守ってエールを送ってくれます。
どう機械を動かすか、動線を考えて植え付けていきます。
おかげさまで無事に、田植えを終了できました。
ほッ。 安堵と感謝の思いです。
まだ、か弱い苗たちですが、直ぐにシャンと根を張ってくるでしょう。
農薬・化学肥料を 5 割以下に減らして育てられる、
特別栽培米・佐渡産コシヒカリが植えられた、淡い緑色のかわいい苗の列を
美しいなぁ、といつも思います。
日本穀物検定協会による、米の食味ランキングで、
連続 14 年も、特 A を獲得している佐渡米の田んぼはここにもあります。
家族が食べるおいしいお米は、自分で育てる。
農業への基本の思いは、この一枚一枚の田んぼにあります。
気温が低めの日が続いたせいか、田植え作業が若干遅くなっているような気がしますが、
田んぼに水が張られた風景は、静かで、美しいな~\(^o^)/
おだやかな天候に恵まれて、スクスク育てよ。
雨にも風にもちゃんと耐え、逞しく順調に育てよ‥と、願っています。
快よい疲労と、達成感で夕方を迎えることができました。
いい汗をかきました(^。^)y-.。o○
ず~と待っていた、私でもできる近所の平場での、
山菜採りのシーズンが到来しました。
よもぎ と わらび と ゼンマイ 採りに、さっそく行ってみました。
今日は、実家の畑のまわりにある、軟らかいよもぎを摘んで、
初よもぎ餅を味見\(^o^)/
採りたてならでは、よく香り、さわやかで美しい色(^u^)
薪ストーブを焚いた木灰でアク抜きすると、色よく、ヌメリが楽しい食感になります。
木灰はとても貴重品で、
友人に分けていただいたものを、たっぷりかけて(^-^)
都会では、採ったばかりのゼンマイを見る機会がないそうなので、写真に一枚 (^。^)
天ぷらで、食べます。( ただし、採りたてのを少し‥ )
遠くに菜の花畑
芽吹き始めたばかりの山は、まだ、淡い黄みどり色で、山桜も点在。
≪ 佐渡のよもぎ餅 ≫ のラベル そのものの風景が見えます。
季節が静かな冬籠もりから、活発な春へと動き出しました。
いよいよ、GWに入りました。
陽ざしの明るさの中、田植えの準備が進んでいます。
水を湛えた田んぼには、人やトラクターが出て賑やかに忙しそうになってきました。
佐渡は急に、活気が出てきました。
朝には小鳥のさえずりで起こされ、夕方にはカエルの大合唱が聞こえる季節(^u^)
田舎暮らしはのどかだよ~。解放的な気分になれますよ~。
ですが‥
まだ寒さが残る日が続き、苗の育ちが充分でないとかで、
3 日に予定していた実家の田植えは、一週間先に延ばすことにしたそうです (>_<)
☆。。。。。。。。。。。。。☆。。。。。。。。。。。。。☆
佐渡おとなの遠足 外海府 と 真更川を歩く
ふり返りになりますが、4 月 23 日 ( 火 )
快晴の遠足日和
佐渡の北部に近い真更川を目指して、両津・北小浦地区から出発。
ドライブ距離が長くなりますので、体力のある男性が運転を担当して下さいました。
九品堂は、木食行道上人が住んで修行した跡地。
木食は、火を通したもの ( 穀物 米・小麦・粟・稗ひえ・黍きび) などを食さず、
果物・山菜・木の実などのみで修行されたという。
車に乗って間もなく、また、止まれ止まれの合図。
佐渡は、猿 熊 鹿 猪 などは棲んでいない、平和の地です。
ですが、春さなかのいっときだけ
白いキツネが、現れます ‥‥。
金北山の雪渓に、くっきり。
雪溶けが進み、( スリムな狐‥尻尾が大きめ )
ここは、沖の水中の岩場に棲むコブダイがよく知られています。
コブダイ見学のダイビングポイントまで、船が出される拠点となっている北小浦港。
永く君臨した弁慶からヤマトへ。 岩場のボスが交代したそうです。
いよいよ山へ入ります。
佐渡随一と言われる与六郎桜は、推定樹齢 400 年とも、堂々とした山の主です。
今回の遠足の記念に、斜面に足を取られながらも写真を、
笑顔で一枚\(^o^)/
更に山の中の、光明仏寺へ。
文字の先が尖った独特な彫りは、悪の因縁を絶つという≪刀剣名号(とうけんみょうごう)≫
奥深い山中で、穀物を摂らないで暮らすなんて、
木食弾誓上人の修業は、どれほど厳しいことだったろうと想像します。
その他にも、木食浄厳上人の名も教えていただいたのですが、詳しい関係はまだ不勉強です(>_<)
この書体も、説明していただいたのですが‥(>_<)
山の中の、澄んだ水が豊かな大きい池。
ここにも、刀剣名号の碑
池を一周し散策する予定でしたが、足元の道が細くてもろく、倒木もあり半周ほどで終了。
自然はゆったり穏やかに見えますが、無理はしないこと。 用心用心。
傍には、珍らしい草花がたくさん咲いていました。
「足元に気をつけてね」と、注意されて見ると、
葵の紋の形の葉っぱ、濃紫色の貴重な花が咲いていました。
「大岩かがみ」かな ?
長い山道を辿り、ようやく真更川の民宿「はやし」に到着。
海の宿らしいお料理がたっぷり並び、海藻いろいろ。
さあ、また元気を出して。 午後の部出発。
ここは、車田植えの田んぼ。
今年は、5 月 18 日に古式にのっとって、三人の早乙女さんが丸く苗を植えていくのだそうです。
田んぼは、前方後円墳の形をしていて、北村さん個人の所有地。
持ち主の北村さんから、説明していただきました。
車田植えは、国の重要無形民俗文化財に指定されていて、
わずかに岐阜県高山と二ヶ所でのみ行われている、田植え習俗とか。
伝統を守ること、続けることに責任を感じていらっしゃるそうです。
毎年、テレビで紹介される行事。
ず~と、移動して
かなり急な山道を登ること 20 分くらい、下って 20 分。
鮮烈な山水が滔々と、滝壺に流れ落ちています。
木々も芽吹き始めていて、山はやさしい色。
今日は、 12,500 歩の遠足。
私にとっては、上り坂ありのかなり厳しい道のりでしたが、
それゆえに、満足度も十二分な遠足。
目で新緑を、沢音や滝に落ちる音を耳で。 贅沢な海の幸を、遠足のお仲間と。
昇り下りの坂を、頑張って歩いてくれた筋肉君達とともに
程よい疲労感を楽しんだ一日となりました。
後日
( 5 月 22 日 新潟日報 佐渡版 より )
車田植えの紹介記事
田植えシーズンの終わりの吉日に、行われます。
世の中は 10 連休のGWを控えて、
レジャーの計画・銀行のATMの稼動は? 車の渋滞予想は?天気予報は?
と、実に賑にぎしい。
ですが‥
佐渡の稲作農家にとっては、GWこそ田植えの季節本番。
水田が耕され、水が引かれて、トラクターが田んぼに入り準備が着々と進んでいます。
今朝の新潟日報で紹介されていた、赤泊の書家、金子嘯風 ( しょうふう ) さんの書道展を拝見しに、
下川茂の生夏 ( しょうげ ) ギャラリーへ伺いました。
金子さん が主催する、書道クラブ「一水会」の代表を務めている
佐々木伸彦さんが、企画した作品展。
金子先生は療養中ですが「 快復を願って 」、先生の書を展示することを計画されたそうです。
この書道展は、4 月 30 日まで開かれています。
おおらかで、自由な大作。
佐々木さんによれば、金子先生のお人柄そのものなのだそうです。
書のことは詳しく解りませんが、どこか心が惹かれて、豊かな魅力を感じました。
とてもダイナミックな書は、近くで拝見すると筆跡も更に楽しい(^。^)y-.。o○
帰り道の、五所神社 にて
ギャラリー生夏さんの近くにも、素敵なお花見スポットがありました。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。