佐渡の稲が花を咲かせています。
順調な生育ぶりで、どの田んぼの稲も美しく一面の緑。
一粒一粒のお米が、これほど大切に育てと願う年になろうとは。
千葉の友人から名産の梨を送っていただきましたが、どの梨にも今年は放射性物質検査の結果が添えられていました。
お礼の電話をすると、『ホット・スポットと呼ばれる地区の梨だから、もしかしたら気にされるかも‥と心配しながら送ったのよ。』とのこと。
お茶を京都から取り寄せれば、放射性セシウム134.137、放射性ヨウ素131は『検出せず』でした‥のことわり書きが。
間もなく佐渡も、稲やおけさ柿の収穫時期を迎えますが、この様な検査結果を付けなければ出荷出来なくなるのでしょうか。
安心・安全を確認したモノと言いながら、大きなフルイにかけての『安全基準値・以内』の食物が流通している事を思うとやはり心配です。以内ではあっても、ゼロではない‥
今までは『国産』を、迷うことなく買っていたのに‥選択が難しくなっています。
生産者としても安全なものを出荷したい。消費者としても安全なものが欲しい。
月に2回の生け花の稽古ですが、家の用でなかなか出席できない日が続いていました。
今回はヒオウギ。
葉の形が、檜をうすく切り重ねた扇の形に似ていることから、檜扇。(お雛さまが持っていますね)
花の色から緋扇と呼ばれてもいる花材でした。
ヒオウギは7月~8月まで次々と咲き、花もちもよくて、夏の花材として重宝されています。
三角イは、スクッと涼しげに生けて。
イ草とおもだか。おもだかは根を付けたまま生けます。
おもだかは、田んぼの中などの困った雑草でもありますが、葉の形や動きがおもしろく、この季節の花材として生けられるのだそうです。
花にこだわらないで、雑草も美しいと感じる自由さがいいなぁ~。
昨年閉校になった大滝小学校に、再び命を吹き込んだ人たちがいます。
Iターン・Uターンの人達に、地元の人たちの協力が加わり、大滝楽舎の開校となりました。
この大滝楽舎は、今後、Iターン・Uターンを希望する人達を受け入れる相談拠点となるのだそうだ。
協力して下さる多くの方々が集まって、開校を祝いました。
その他に、写真や民芸品の展示など、ゆっくり見ていただきたい貴重な資料がいっぱいです。
手作りのパン、お菓子などもたくさん用意され、開校を祝いました。
校庭では、お好み焼き・もつ焼き・生ビール・かき氷・ポン菓子などの、楽しいお店が店開き。
IターンやUターンの先輩方が手伝って、ご接待。
そして、毎度おなじみ柿餅本舗は、「佐渡の柿餅:搗き立て」を皆さんに召し上がっていただきました。
夜には、楽舎に音楽の仲間が集まる予定。
開校一日目の時間割は盛りだくさん。無事スタートしました。
ときどき散歩するコースの途中に素敵な所があります。
佐渡、国分寺跡から妙宣寺を廻って、大膳神社に向かう途中にある世尊寺脇の蓮池。
朝の涼しい時間に行くと、静かで穏やかな一画があります。花の季節を楽しみに待っていました。
蓮の葉の色は、他の植物とは異なった独特の美しさを持っていませんか?
蓮の花の色も、気品と純粋な美しさがあって好きな色。
葉脈がリズムを作り、単色なのに存在感がしっかり。
佐渡は今、あじさいが見ごろ。
午後からは雨の天気予報の七夕の日、蓮華峰寺にあじさいの花を観に行って来ました。
あじさいの涼しい色合いに咲きそろって、池にはスイレンも一面に広がっています。
大銀杏や欅(けやき)を仰ぎみて、散策を楽しみました。
今、とってもきれいですよ。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。