孤篷遠州流生花の会の、初活け会が羽茂公民館で開かれました。
いつもは集落の支部ごとに稽古をしていますが、新年に顔合わせをしました。
自然を活けるため、冬の季節の花材は、南天・ねこ柳・椿・若松などが多くなります。
孤篷遠州流生花
冬桜を花材に持って来られた方に、みんなで “ ほぉお ~”
熱心な努力と、冬桜の清楚な美しさに、声が上がりました。
孤篷遠州流では、新しい仲間を募集中です。
里山が色づいてきました。
特別には手入れされていない場所にも、いいな~、きれ~い、一瞬の出逢いがあります。
竹の葉が、つやつや綺麗です。 緑がそろって、サラサラ ゆらゆら (^。^)
物知りの古老によれば、季語では “ 竹の春 ” と言うのだそうです。
秋の中にも、(暦ではもう冬ですけど‥) ?春を迎える植物もあるのですね。
南佐渡の山全体がま~るいシルエットで、色を重ねてやわらかい風景を見せています。
広葉樹が多く、茶色から黄色が主ですので、観光地のような “ 鮮やかな紅葉 ” とは言えませんが自然そのものが作る、秋ならではの色の組み合わせは心を癒してくれます。
一枚の柿の葉っぱの中には、緑・黄・朱・赤など一年分の色の移ろいが同居しています。
光を通して見上げれば、透明感もあってきれいな秋色。
食卓に一枚。お皿の隅にのせ、楽しんだりしています。
この 黄色い ? を辿れば、山の幸の王様、自然薯があるはず。
黒文字は楊枝などに使われる木ですが、黄色の葉っぱが美しいな (^◇^) 発見です。
今日は陽だまりの外に居るだけで、幸せな気分になるような一日でした。
朝のうちに仕事を済ませて、紅葉山へドライブ。
散歩道もふかふか、ぽかぽか。
岩首の棚田。丁寧に丁寧に耕されていることが分かります。きれいな田んぼの連なり。
段々の畔の重なり、山の上まで耕して。
苦労の多い田んぼでしょうが、棚田に人の手が入ると、豊で穏やかな風景そのもの。
青い海沿いに車を走らせて、美しい佐渡の秋にたくさん出会えました。
真野新町まつりが、10月9日・10日、秋晴れの両日にありました。
新町は佐渡金山が盛んに荷を積み出していた頃、「金の道」 新町宿として交通の要であった所。
人や物資が賑やかに往来し、文化の吸収が盛んで町が栄た時代の、旧家が残っている町です。
当日は、旧家が解放されて、お庭や所蔵の掛け軸・絵画・器などの骨董が公開されました。
形式ばらずにお点前をいただける、お茶会の席も用意されて毎年好評です。
新町の中心地にあり、「本陣」を務めた旧家、山本家をお訪ねしました。
部屋に座れば、古木が大切に手入れされ、温かみを感じる美しい簡潔なお庭。
紹介の許しを得て、撮影させていただきました。
お父様の山本修之助先生は、郷土史家として佐渡の歴史資料の保存に努められた方。
佐渡の文化を重んじ、掘り起こしを熱心にされて、多くの著書を残されました。
佐渡を訪れた文化人の多くは、旅館に宿をとらず、山本家に逗留して、厚いもてなしを受けられたそうです。 (町の人による話)
家の中には多くの文化的資料が保存され、ひとつ一つをご当主の修巳先生が、丁寧にご説明下さいました。
自分は、山本先生に教えを受けた生徒だった、と言う人は島内には数えきれないほどいるはず。
多感な高校時代に、文学の楽しさや古文の基礎を教えていただいた、私も、その一人です。
ほぼ40年ぶりにお会いして、お話を伺うことができ、楽しいひと時でした。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。