おだやかな秋の一日。

金北山が全体に色づいて、きれいに見えます。 季節の変わり目、風が乾いてきました。

 

端。。。。。。。。。。。。。。。☆。。。。。。。。。。。。。。。。。☆。。。。。。。。。。。。。。。☆

 

お天気のいい日を見計らって、二ヵ月ごとに佐渡の北側にある診療所まで通っています。

田んぼの景色や海の色に変化があって、ドライブの距離は長めですが楽しいのです。

 

戸中 ( とちゅう )の集落

戸中 ( とちゅう )の集落

 

ベテラン看護師さんに笑顔で診察室へ案内されると、白衣ではなくラフな私服の先生が (^。^)

 

「何か、変わったことはありますか?」

先生の一瞥はちょっときびしくて緊張しますが、丁寧な問診が始まります。

 

患者は、不安なコトのあれこれを聞いてもらいます。

先生は視線を合わせながら、じっくり脈をとり、舌を診て、血圧を計り、お腹に手を当て触診。

今日の状態と、前回とを見比べながらの診察。

 

以前、佐渡市の健康診断を申し込んでいたのですが、都合がつかず受けられない年がありました。そこで、友人達が勧めてくれた診療所で血液検査だけでも受けておこうと、初めて受診したのが数年前。 

 

移住してからの私たちは、佐渡のコシヒカリが美味しかったことと、多少のストレスから体重が 7 Kg も増えてしまったのです(*^_^*)

後日、検査結果を聞きに行くと、「 あなた、ここに来て体重計に乗ってごらんなさい。」

「 糖尿病の管理数値の一歩手前です。 お薬を飲むのはいやでしょう? 今から、きちんと体重管理をしましょう。体重を減らすだけでも血圧や糖尿の数値が改善しますよ。」 

先生の指導は、「 食事の炭水化物を減らせば、体重は自然に減っていきます。」 でした。

 

以来、夫婦ともに夕食には炭水化物の ( ご飯・麺類・パン・かぼちゃ・じゃが芋など ) を

控えるよう心掛けました。

順調だったり、時には戻りつつも体重は少しずつ ? ダウンしてきました。

血液検査で状態をみながら、二年近く経ちますが、薬を処方されることなく過ごしています。

 

私も、数値が少しずつ変わっていくのを励みに、体重の管理をしてきました。

予防医学の考え方の先生に指導を受けられて、本当によかったと感謝しています。

 

いつでもお茶が用意されて 季節の花が活けてあります

いつでもお茶が用意されて 季節の花が活けてあります

 

体調が悪くなって、自覚症状が出てから病院へ行けば

血圧の薬を処方され、糖尿の薬を処方され、肝臓、腎臓の機能が‥‥

投薬されることになっていたかも‥‥。

まだ安心できる数値というわけではないので、ダイエットは続けていかなければなりませんが

心がけと慣れで、今では無理なく苦もなく、 のリズムとなっています。

 

待合室のお年寄りは、「 ウチの先生はどうも名医らしいねぇ(^u^) 遠くから次々と診てもらいに来られるもの。」 と、笑顔で自慢気。

 

窓口の受け付け、看護師さん、薬剤師さんがさり気ないチームワークをみせて

静かでスムースなのです (^。^)y-.。o○

 

患者さん達が持ち寄った 庭の花 好意の詰め合わせ

患者さん達が持ち寄った 庭の花 好意の詰め合わせ

 

何かの大病にでもなったら、入院設備のない診療所では治療できないことも起きて

佐渡病院へ通うことになるのでしょうが

先生の指導と、自分の心がけで暮らせる間は、健康を自主管理していきたい。

 

別の患者さんは、 「 うちの先生は、たばこを吸う輩と太った輩にはとっても厳しいのよね。」

「 いつでも診てもらえて、家で死んでいけるのは嬉しいなぁ 。」 と、お年寄りが明るく話します。

 

そんな言葉が自然と出るのは、安心してその地域に暮らせて、

自分のことをよく知っている

家庭医が側にいてくれるからこそ\(^o^)/

 

清潔な待合室は、畳とソファーが置かれ、足や腰の弱い人に親切。

自由にお茶が飲めるよう用意してあり、空気清浄器が稼働  (^_^)/

壁には絵画、写真、ちぎり絵などの作品展、子供たち用の絵本も充実。

 

健康への参考書

健康への参考書 

 

待ち合い室にも診察室にもお手洗いにも、やさしい色合いの花が活けられて。

最寄りのバスの時刻表が、大きく書かれています。

 

言葉は穏やかですが、指導はキメ細やかで優しく、厳しい

高千診療所の徳永先生です。

 

今年も、ピカピカの新米コシヒカリの季節。 

炭水化物と糖分。美味しいものを、美味しく食べると体重が‥‥。 

食欲をそそるものばかり、あぁ、やっぱり悩ましいこと (>_<)

 

澄み切った青空の、さわやかな秋の一日。

 

ご注文いただいた「 柿餅 」 を、朝のうちにクロネコさんに預け、午前の時間が空いたので

素敵な風景に出会える予感がして、岩首へ出かけました。

 

廃校となった旧岩首小学校 ( 岩首談議所 ) で、多くの大学生を受け入れたり

観光で訪れる人たちに、清流の流れ落ちる “ 養老の滝 ” を案内したり、

“ 昇龍棚田 ” と呼ばれる岩首の棚田を、地区の皆さんと守っている大石さんをお訪ねしました。

 

大石さんは、来年7月に、佐渡で開催される 「全国棚田(千枚田)サミット 」 の打ち合わせの為お留守でしたが、奥様とお話ができました。

 

案内の看板

案内の看板

数年前、分岐点を間違えて棚田に辿り着けなかったことがあったので、もう一度確認。

 

スタート地点

スタート地点

よくわかる案内の看板が途中にも、角かどにもありますので安心です \(^o^)/

 

遠くの海 と 実りの田んぼ

遠くの海 と 実りの田んぼ

 もう一段、高く登って

 

稲刈りが始まっています

稲刈りが始まっています

はざかけ

はざかけ

今は、機械乾燥を併用していますが

昔と同じように、ハザガケして稲を干しています。

稲藁の甘い香りが、あたりに漂っていました。

 

手刈り 稲束

手刈り 稲束

展望小屋 そらまめから

展望小屋 そらまめから

この休憩展望小屋も、多くの人の協力で再建されたもの。

秋の澄んだ風を感じながら、遠くの海と、豊かな稲の実りの風景が見わたせます\(^o^)/

 

この展望小屋までの細い道の両脇は、きれいに草を刈られ掃除されていました。

大勢の学生ボランティアが、岩首に滞在して、整備に協力したものだそうです。

 

そらまめ 協力の感謝状

そらまめ 協力の感謝状

 

ボランティアの後書き

ボランティアの後書き

実り豊か 昇龍棚田

実り豊か 昇龍棚田

“ 昇龍棚田 ” と呼ばれる、ゆえんの風景

 

一枚ごとの田んぼが、丁寧に手入れされていて

この、さりげない美しさ保つための、ご苦労が察せられます。

 

美味しいお米を作ることや、きびしい条件の山の田んぼを守り続けてきた景観は

多くの時間と労力の賜もの。

暮らしている地域の方々の、棚田への強い意思を感じました。

 

、帰り道に、田んぼで働いていたお母さんに、昔のご苦労などのお話もお聞きしました。

 その方の庭には、立派な原種に近い梨の木があり

大切にされていましたので、許可をいただいて (^O^)

 

梨の古木

梨の古木

冬に備えて だいこん

冬に備えて だいこん

 

 佐渡には、他にも多くの棚田がありますが、岩首の棚田は本当に美しい風景だと思います。

 

汗を流して守っている棚田の風景や、自然のままの不便さも含めて

実習に来てくれる学生さんや、観光の方たちが

末長く佐渡のファンになってくれたら・・・・・。

 

岩首の棚田は、故郷の大切な心の風景そのものです。

 

あと二日で9月。

青い空に、白い雲がくっきりと高~く広がって、さわやかな一日でした。

 

お盆に帰省した家族や、旅行のお客さまがそれぞれのホームへ戻り

   島外からの大勢のお客さまで盛り上がった、夏の祝祭アースセレブレーション が終わり・・

   夏休みにあちこちで聞こえた子供達の声が、学校の中に収まり・・

そして、静かな、いつもの佐渡の暮らしのペースになりました。

 

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さて、今日は、佐渡のお茶のこと。

お茶の初摘みと、加工所を見学をさせていただいたのが六月でした。

 

佐渡でお茶を栽培している友人に、教えてもらったのが、< 茶粥 > 

  地元では < 茶げぇ~> と呼ばれています。 

 

お茶の生産地では、前の夜に茶袋で番茶を煮出しておき、そのお茶で米を炊き

茶粥を毎日作る習慣があるそうです。

さっぱりしていて、うまみと香りがよくて、実に美味しいのだとか。

今でも、朝に食べる家庭と、晩は茶粥という家庭があるのだとか。

お茶は主に両津地区の、上横山、潟端、吉井で栽培されています。

 

佐渡番茶

佐渡番茶

 

「 茶粥は消化がいいから、食べ盛りの中学生頃には3時間目くらいになると、腹が減ってね~。 だから、おふくろが茶粥に餅を入れてくれてね。それがまた旨かったんだなぁ。」

 

「 私は、朝は茶粥の家庭で育ったの。嫁に行った先が、朝からしっかりご飯の家でね。 慣れるまでは胸やけがして、しばらくは戸惑ったものよ。」

‥ 茶粥談義のおりに、「 懐かしいなぁ 」 と、いろいろな方からの思い出話をお聞きしました、

 

初茶摘み 6/8

初茶摘み 6/8

 

お茶加工所 蒸す

お茶加工所 蒸す

揉む

揉む

 

乾燥して 荒茶が完成

乾燥して 荒茶が完成

 

佐渡のお茶摘みは、6月・8月・10月の一年に三回。

25軒の生産農家が、化学肥料や農薬を一切使わないで  “ 有機 ” 栽培しています。

摘み取られたお茶は、お茶組合の共同加工所に集められ、≪荒茶≫ といわれる状態で保存されます。

≪ 荒茶 ≫ は、注文があると焙じて ≪ 佐渡番茶 ≫ として加工され、店頭に並びます。

 

番茶のほとんどは島内で消費されていますが、佐渡でお茶が栽培されていることを知らない人も多いそうです。

飲んでみると、ほろ苦さの後に豊かな甘さが追ってきて、とても香ばしい魅力あるお番茶です。

 

柿餅本舗では、佐渡に伝わる この<茶粥 > の食文化を、お餅にして味わって欲しい‥

そんな思いから 「 番茶のお餅 」 を作り始めました.。

 

番茶の餅

番茶の餅

あれやこれや試行と錯誤を繰り返して、ようやく番茶の香りと、あと味がすっきりとした

≪ 佐渡の番茶餅 ≫ が誕生しました。

 

佐渡の新しいお餅として

みなさまに、味わっていただけたら嬉しいのですが、いかがでしょうか?

時おりですが、土・日曜日の “ しままるしぇ ” で ご試食をお願いしています。

 

真夏の暑さから、窓の日除けとして活躍してくれたゴーヤーに、たくさんの実が育ちました。

 

小屋の窓ガラスに太陽があたるのと、中に置いてある 冷凍庫×3 と 米の保存用冷蔵庫からの放熱で部屋は大変な熱さでした。

少しでも日除けになるようにとスダレを掛け、グリーンカーテンになるようにと期待してゴーヤーを植えたのが5月末の頃。

 

かわいい はな

かわいい 花

壁一面に

壁一面に

たくましい成長ぶりをみせて、大活躍

 

ゴーヤー 収穫

ゴーヤー 収穫

 たくさんの実をつけて、収穫できました。

 

 美味しく食べるには? いろいろな方に聞くと、

佃煮にするがよい、という意見が一番多く

生ジュースにすると苦みがほのかでいいよとか、

よ~く干してからフライパンで焙じ、お茶で飲むと美味しいと教えてくれた人も。

 

グリーンのカーテンとして、

朝顔 ・ 風船かずら ・ はやと瓜 ・ つるむらさきなどを試してみましたが

ゴーヤーに一番生命力を感じます。

 

役目を十二分に果たしてくれて、本当に助かりました \(^o^)/

 

からからの天気が続き、畑も田んぼも水不足が心配されていましたが

ここ数日の恵みの雨にホッとしています。

 

我が家の畑はキュウリも茄子もまだまだ小さいですが・・・・。

      プロの主婦が作ると、さすが、みごとな生りっぷり。

      初物のおすそ分けを、次々といただきます。

 

枇杷は木から高枝ハサミで切り取って

「今日中に、食べてね」

 

ブルーベリーは一粒一粒摘み取って

「 一日くらい置いてからのほうが美味しいみたい」 

 

そうなんだ~。 知らなかった~。

 

枇杷 フルーツトマト ブルーベリー いんげん

枇杷 フルーツトマト ブルーベリー いんげん

青い梅

青い梅

 

「 好きな時に採るといいよ~」 と、声を掛けて下さった青梅

梅酒と梅シロップ漬けでエキスを作りました。

梅エキスのパンチの利いた酸味は、炭酸と氷で夏バテ防止ジュースに (^u^)

 

梅酒

梅酒

 

佐渡産メロンの卵 間引きメロン

佐渡産メロンの卵 間引きメロン

 

佐渡産メロンの農家からいただいた、間引きメロン

サラダによし、漬けてもよし。 

歯応えはしっかり、なめらかな食感です。 簡単に味噌漬けと、餅米入りの塩糀に漬けました (^u^)

 

鯛 ?名前が解らない

鯛 ?名前が解らない

 

釣りが趣味のご近所さんからのいただきもの

鯛のウロコの色や、ブルーのアイシャドーが美しかったので写真は逆さまになりました (^_^)v

 

ヌルヌルの肌の魚の名前は?

「 刺身にするのが難しかったらブツ切りにして、唐揚げにするといいよ 」 

 

鯛は新鮮すぎて、甘みは感じますが、歯応えがありませんでしたが 

新鮮な刺身を味わう幸せは、海の側で暮らすからこそ。

 

旨みのアミノ酸や食感のシコシコは、熟成を待つこと‥が大切と知りました。

 

どくだみ茶

どくだみ茶

どくだみ 乾燥中

どくだみ 乾燥中

 

先輩のお宅でいただいたお茶が、自家製のどくだみ茶

初めての味でしたが、想像したほどのクセは無くて飲みやすいお茶でした。

真似して、干しています。

 

いただきもので、仕込んでみたり、漬けてみたり・・・・佐渡暮らしは、楽しく GOOD!!

ありがたさを感じています。

 

佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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