おだやかな春の日。
新年度を迎えての、転勤の移動や進級・卒業、進学で慌ただしく佐渡を発つ人を送るため
佐渡の玄関口である佐渡汽船は、賑わいをみせていました。
やっと落ち着いてきたこのころ合いをみて、
「 お客さんが来ていてね。一緒に飲もうよ」 うれしいお誘いに、さっそく参加 (^_^)v
苺のおだやかな酸味と甘みが、ドレッシングとして新鮮でした。
見た目では区別がつきにくいですが、白和えが美味しかった(^u^)
新ゴボウ、タケノコ、春ドンコ、雪の下人参、鳥肉の組み合わせ (^。^)y
カラフルな野菜の色が集まって、このお皿も春いっぱい。
この後に
ふきのとう わらび たらの芽 うど、の天ぷら。
並んだお料理は、お客様が佐渡の野菜と山菜を料理して下さったもの。
味つけには、オリーブ・米・太白胡麻などのオイルをブレンドして使い
上質の塩や醤油や酢を少々のみ。
美味しいコツは、手で揉んでよく馴染ませることだそうです。
命は食にあり。
人を健康にしてくれるのは食。
明治の頃から、食物養生法の考え方があり、住んでいるところから三里四方のものを食べるといいと言われてきたそうです。
春を集めた食材は、山に入って採ってきたもの。
新鮮な素材で作ることを楽しんだお料理班と、山菜の収穫班に分かれて準備。
これ程の食材を集めるのは、佐渡に住んでいてもなかなか難しいことになっていますが
むかしの人達は季節を楽しみながら、生活に自然の食養を取り入れていたのでしょう。
春は、ほろ苦味の山菜でデトックスするのだそうです。
ご馳走になりながら、食べて納得の特別授業。
「 明日には、そのことを実感できますよ 」 予言めいたお言葉。
よく食べ、自分のペースでよく飲んで、話があちこちに広がる楽しい会でした。
季節の初物をいただくことが、次々。
国府川の河口での漁は、早春の風物詩。
透明な小魚がピチピチ。
天ぷらとお吸い物と、ゴボウたっぷりの柳川風にしていただきました。
少量でも存在感アリ。 おいしいのですが、強烈な匂いはさすがニンニク。
チャーハンの仕上げに入れるとGOODです。
どういう風にいただくのか‥‥初めてですが。
ふ海苔のような味と、シャキシャキとした食感は魅力です。
佃煮もイケるそうです。
天ぷらで \(^o^)/
簡単にアク抜きをした後、冷凍保存しておいた生ワカメと味噌汁で。
春の香りと生き生きとした色がきれいで、食感も格別でした。
いつも‥ とりとめもなく書いたてみたり、休んでみたり‥のブログです。
振り返ってみれば、何かしら集まって食べたり、飲み会だったり‥。
年末・年始はこと更に、楽しいお酒の会に誘っていただくことが幾度も (*^_^*)
おいしいお酒を晩酌にいただける‥なんて幸せなんだろ~‥と、いつも感謝する毎日です。
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さて、今日は、赤泊で榧の実をお菓子に刻んで入れ
香ばしい “ かりんとう ” を作っている、笠木さんご夫妻をお訪ねしました。
まだ赤泊村だった時、地元の特産である榧の実に着目して加工施設を作り
ふるさと創生事業として、地域のお仲間と共に
“ 榧の実会 ” を立ち上げ活動を始められました。
お土産売り場のコーナーには、必ず置かれている珍らしい佐渡の逸品 です(^u^)
ラッピングに天狗のお面? WHY?
赤泊地区に、天狗塚(てんぐづか)という地名があるためなんです‥。
榧の実と言われても、何? と 知らない人も多い、希少で貴重な日本のナッツ。
殻をむき、実を炒って、更に渋をむいて、やっときれいな実となります。
それから、お菓子に入れて焼いたり、温野菜と合えたりしていただくと
少し松の香りがして、さわやかな油の香ばしさも感じます\(^o^)/
自宅用おやつの定番の形です。
集落の一角に、榧の木の圃場があり、案内していただきました。
成長に時間がかかるため、次世代の為に植林。
大木になると高級な碁盤として利用されるそうですが
貴重な木ですので大切に育て、守られています。
榧の実は、木ごとに味や形に個性があります。
おいしくて渋の取り易い実を “ かし榧 ” と呼んでいるそうです。
地区の財産としての榧を、もっと知ってもらいたいと
笠木さんご夫妻は、純粋で意欲的に取り組んでおられ、何よりも楽しそうです。
10年も前から、後を継いでくれる人を育てたいと‥しきりと口にされていましたが
I ターンして隣の住人となった青年に、KNOW/HOWを伝授中とか。
更に、お元気に \(^o^)/
榧の実の活用、少し考えてみよう、っと。
寒いながら、陽ざしが明るく感じられる日
雪が残り眩しい景色のなかで
気品ある蝋梅の透明な花びらが、ふくいくとした香りを漂わせていました。
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午後には、八幡町の四つの班が合同となって、芋煮会が開かれました\(^o^)/
八幡芋は佐渡特有の種で、この八幡地区で大切に作り続けられている芋。
生産する人が少なくなってしまい
作り続けることに意義がある‥というところまできている里芋とか。
土との相性があって、この八幡の砂地に適しているヌメリと旨味が多い芋。
八幡芋は、一般的な里芋とは区別されています。
地区の新年会を兼ねての芋煮会
八幡町に暮らして一年が経ち、地区の名前の付いたおいしい八幡芋をいただきました。
大黒様が会場まで出張され、笑顔ですべての参加者を小槌でコツコツ
食物と財福を司る神なんだとか
時には地域の茶の間として、自治会の方が会場を利用されるそうです。
ごうごうと、地鳴りのような音をたてて西風が強く吹き荒れています。
昨日は、この冬始めての積雪で風景が違って見えました。
ふんわりと雪に包まれて、静かな景色
羽茂の柿畑のようすを見に出かけると
雪のため柿の冬剪定をお休みし、姉夫婦はご近所さんと納屋で休憩中でした。
例年より早めに咲いた紅梅にも綿の帽子
羽茂の里山のいつもの風景が
すっぽり雪に覆われているのにかかわらず
冬の陽ざしの中では、ほんわりと温ったかく感じられました (*^_^*)
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。