桜の咲く景色が、佐渡のあちらこちらから。
フェースブックなどにUPされて、楽しませてもらった春。
桜のたよりも、いよいよ終盤です。

赤い屋根の 小学校
廃校となった赤い屋根がシンボルの、川茂小学校の桜並木。

白っぽい桜
根元は黒くなって、幹には苔がついています。

学校の前の通り
桜は咲けども、子らの声はなし。
少しの華やぎを見せる風景ですが、
集落の要として、住民のみなさんが大切にしてきた校庭に、
子供たちのはじける声が聞こえ無くなって、はや数年に。
校庭からながめる時計も、止まったまま‥。
先日、桜を観に行った、旧内海府小の “ さっちゃん ” と相似たり。
佐渡の人口が減り続け、小学校の統合が進んでしまったゆえの情景は
やはり、寂しいもの。
次回、校庭に集落の人や子供が集まるのは6月と8月。
田植えを終えて、月遅れの節句を祝って開かれる運動会と盆踊りの夜。
校庭に入るには、柵はありませんが、
見えないチェーンで区切られてしまい、近くて遠い小学校になってしまいました。
久しぶりに何の予定もない、春うららの日。
みごとな枝ぶりと聞く “ さっちゃん桜 ” を訪ね、ドライブしてきました\(^o^)/

さっちゃん桜

満開
静かな校庭に、どっしりとたたずむ “ さっちゃん ”
風格ある古木で、添え木が枝を支え、手厚く保護されています。

旧内海府小学校
校庭の中ほどに、子供たちの背丈でも届く、身近な “ さっちゃん桜 ”
子供たちがこの桜の下で、どんなに楽しく遊んだのか想像できます。
満開の桜の下で、年に一度、全校生徒が給食を楽しむ日があった・・・そうな。
きっと、一生の思い出になっているのでしょうね。

教室の窓
揺れる桜の枝を教室から眺めたら、
さぞや
休み時間が待ちどおしかったろうな。

ほぼ 満開

根元は ごつごつ

海府桜
正式には「海府桜」と呼ぶそうですが、通称では “ さっちゃん ”
古木ゆえに、枝いっぱいに花を咲かすのは隔年なのだとか。
佐渡一周線からは校庭の桜は見えません。
近くのガソリンスタンドで、尋ねると
「 “ さっちゃん ” は、その坂を下ってすぐですよ」と、ニコニコ。
地域の小学校のシンボル桜は、ゆったりとやさしく揺れて美しい姿でした。
なごり雪が~~~ (>_<)
お彼岸も明けようというのに、朝食の準備をしながら、窓を見ると
えッ~ 驚きです。
勢いよく降りはじめていました。
ようやく春がきた\(^o^)/ と、油断していたら
季節は、行きつ、戻りつ。

ふきのとう

水仙

めだか
池のメダカたちも、列をつくって元気に泳ぎ回っています。
遠縁の家を訪ねた折に、ヒョイと見上げると、何かの気配がして

大きな穴
お婆さんにお聞きすると、蜂が巣を出たあとに、
「スズメが棲みついたのよ。巧いこと考えたものよね~。」とのこと。

大きな蜂の巣
安全で涼しく、断熱材がたっぷり。住みやすそうな豪邸です。
雀たちが、こんなに柔軟な適応をみせるなんて、びっくりです。
ちょっと愉快な気持ちになれた、雀のお宿の発見でした (^_^)v
三月の半ばとなり、陽ざしがやわらかな日。

枝垂れ梅
いつも、柿餅屋を応援してくださっている先輩をお訪ねしました。
佐渡に暮らし始めて、柿餅を造り始めてからのことを見守っていてくれるご夫婦です。
やっと咲きそろった庭の枝垂れ梅を眺めながら、
< 新潟県のうまいものセレクション >に、選んでいただいたことをご報告できました。
「 よく、続けてきたね 」
「 こつこつ、シナシナと、これからもね 」(^O^)
その後には、奥さんが畑から取ったばかりの野菜をあれこれと、
「 大根はあるかや。白菜を食べるなら持って帰ってね 」

冬越しの大根
畑で冬越しをした大根は、甘さが強くて水分がたっぷりです。
包丁を入れると、バリッと割れてくるほどの瑞々しさ。
これを切干大根にすると、更に甘さが増して食感ポリポリになります。
美味しくするには、スライサーを使わず手で刻むこと、天日で干すことがコツ。

大根の山
多少の大小や、厚みの色々などが‥旨いと感じる手作業のよさにつながるのだとか。

干して ま~す
ご好意に素直に甘えて、たくさんの野菜をいただき
庭木を楽しみ、おしゃべりができました。

こぶし 椿
こぶしはまだ蕾ですが、わずかに膨らみかけ、
やぶ椿は、咲き始め。濃い目のピンクが見えています。

枝垂れ梅
いつもは、ドーム型に咲き揃うのですが、冬場に雀たちが新芽をついばんだせいで、
「 テッペンに花が咲かなくてね~ 」
のんびりお話されて、アハハハ~。
佐渡の中学校は、高校受験の発表がされたりする頃。
卒業式や公務員の移動が新聞に載って、年度の区切りを迎えた日でした。
小さなお雛さまと、春を待ちわびて。

小さな お雛さま
寒さの峠を越したようです。
玄関に、小さなお雛さまを飾りました。
春が近づいてきた~ (^。^)y-.。o○ ことを、実感する明るい陽ざしがあふる日。
節分を過ぎるのを待って、お雛さまを飾ると気分は前向きになります。
やれやれ、長い冬と寒さから解放された \(^o^)/
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。